前々から気になっていたものの・・・いろんな課題を抱えつつスケジュールがあやふやで躊躇していた舞台。。。
当日の朝も迷いでうなされました。
当日券って不確実でタイムロスも大きいので避けてましたが、主催NBSのTwitter(今はXだけどどうも抵抗がある)を見たら若干あり、12時から発売ですとっ!!
洗濯を干し終わってないけど、慌てて着替えて最低限の化粧をして飛び出しました。笑。
発売15分前に到着するも既に20人ほどの列。
発売開始となっても待つわ。。待つわ。私待つわ。。。。
やっと私の番が来て席を選ぼうとしたらなんと6列目の真ん中が!!
「今、キャンセルが出たばかりです♪」と!!
ウヒョヒョ!Lucky Lucky Me AHA!
これは「観なさいっ!!」という神のお導きに違いありません。
しかもプログラムも買えました。
えええええ!いつも開場してから買えるものだと思っていた。
NHKのBSプレミアムで何度も繰り返し見たロイヤルバレエのタマラ・ロホ&カルロス・アコスタのマノン。
超絶技巧のオンパレードでした。
同じケネス・マクミランでもパリ・オペラ座ではテクニックより当時の社会観が表れていたような気がします。
プログラムでも紹介されていたマクミランのマノン分析(1974年当時)が刺さりました。
「彼女の行動を理解する鍵は、彼女の貧しさにある。私はそう受け止めています。彼女は貧しいことを恐れているのではなく、貧しいことを恥じている。小説が書かれた当時、貧しさは、じわじわと人に死をもたらすものだったのです。」
正直申し上げますと’愚かな女’と思います。でも愛と富の揺らぎって死活問題ですよね。
最後の沼地のパ・ド・ドゥでは泣きそうになり全てが浄化されました。
2月18日(日)13:30
マノン:リュドミラ・パリエロ
デ・グリュー:マルク・モロー
レスコー:フランチェスコ・ムーラ
レスコーの愛人:シルヴィア・サン=マルタン指揮:ピエール・デュムソー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
「マノン」をパリ・オペラ座で観たいという熱烈な声に応え、いよいよ初披露!
男性たちを翻弄し破滅へと導くファム・ファタールの代名詞「マノン」。繊細な心理描写で18世紀同時代の知識人に多大な影響を与えたアベ・プレヴォーの原作は、フランス・ロマン主義文学の先駆として今もフランス人の必読書とされています。
愛、嫉妬、憎悪、誘惑、権力に翻弄される登場人物たちの人間味あふれる描写に魅了された振付家ケネス・マクミランが、流麗かつ演劇的な振付・演出を駆使し仕立てたドラマティック・バレエは、20世紀後半を代表する傑作としてガラ公演でも頻繁に上演され、シルヴィ・ギエムをはじめ錚々たるダンサーたちによって名演が残されてきました。このフランスでは学校の授業でも取り上げられるという恋愛物語を、物語の神髄を深く理解するパリ・オペラ座が日本で初めて披露します!
1幕のマノンとデ・グリューの燃え上がるような出会いと甘いひと時、2幕のすれ違いから3幕沼地での非業の死まで、時に贅沢に、時に愛にまっすぐなつかみどころのないマノンと、誠実さゆえに翻弄され破滅の道をたどっていく青年の物語は、本家のロイヤル・バレエとはまた違う、愛の国のダンサーならではの香りとエレガンスに満ちています。マスネの甘美な調べにのせ、演じるダンサーごとに異なる舞台をどうぞお楽しみください。
ご参考までに・・・