コケ取り最強生体伝説
突然ですが、これは何でしょう?
アクアリウムやってれば、何かの貝の卵じゃね?って思う人は多いでしょう。正解です。これはフネアマガイの卵。石巻貝の卵よりも一回りか二回り大きな卵です。
フネアマガイはコケ取り生体最強とも言われている貝で、コケ取り能力が高いだけでなく、吸着力が強いので、石巻貝のようにひっくり返死しにくいのですが、いかんせん1匹300円前後と、石巻貝に比べると高価なのが難点です。
二枚貝の片方の殻を被ったような形状をしていますが、巻貝の仲間です。姿かたちから淡水アワビとか呼ばれることもあるようですが、石巻貝やカノコガイの方に近い種のようです。
フネアマガイは石巻貝と同様、淡水では繁殖しませんが、産卵はします。上の写真の左は産んで間もない卵、右はもうまもなく孵化する卵です。右の上の二個はすでに孵化した後の殻です。正確にはこの丸いのは卵殻で、その中に100個前後の卵が入っているそうです。
そもそもフネアマガイは淡水種ではなく、汽水種です。汽水で産まれたフネアマガイのベリジャー幼生は、海に出てしばらく浮遊生活を送り、着床して稚貝になって再び汽水域に戻ってきます。
まあ何が言いたいかっていうと、淡水で増えないということは、逆に海水なら増えるってことじゃね?ってことです。エサとなる珪藻も順調に培養できてますし。
フネアマガイは、何故か水槽の曲げガラスの部分に好んで、左のように集中して産卵します。丸く囲ってある三個は、4/17に産卵を確認した卵です。このエントリーの一番最初の卵の写真はこの2~3日前に撮影したものですが、右下の一個がその間に孵化して抜け殻になっていのが分かります。
このうち、黒っぽく孵化が近いと思われる卵を汽水に移すことにします。卵はがっちりガラス面に食いついていますが、これはあくまでも卵殻なので、試しに構わず剥がしてみました。ピペットの先でゴリッと擦って剥がしたのを、そのまま吸い出します。
卵殻はあらかた壊れてしまいましたが、黒い花粉のような卵と思しき点が散らばっています。これを汽水を入れたビンに入れておきます。
底に沈んだゴミにしか見えませんが、よく観察すると動いているようにも見えます。水が揺れてなびいているのかもと光を当ててしばらく安静にしていたら…
ナンか泳いでるー!!
卵殻の中ではすでにベリジャー幼生になっていたのか、あるいはひょっとしたらこれはベリジャー幼生の前のトロコフォア幼生なのかもしれませんが、ナンか結構な数のプランクトンが蚊柱のように。大きさは、ワムシよりはちょっと大きいかな?というくらい。0.2ミリ前後でしょうか。
とりあえず珪藻を少し入れてみました。これがこのまま育ってくれるのか、育つとしてどれくらいで着床するのかよく分かりませんが、しばらく成り行きを見守ってみましょう。
フネアマガイ 1匹
¥315 楽天
タマミジンコは順調に数を増やしています。
淡水稚魚育成水槽は汽水ヤマト育成水槽にジョブチェンジしました。
アクアリウムやってれば、何かの貝の卵じゃね?って思う人は多いでしょう。正解です。これはフネアマガイの卵。石巻貝の卵よりも一回りか二回り大きな卵です。
フネアマガイはコケ取り生体最強とも言われている貝で、コケ取り能力が高いだけでなく、吸着力が強いので、石巻貝のようにひっくり返死しにくいのですが、いかんせん1匹300円前後と、石巻貝に比べると高価なのが難点です。
二枚貝の片方の殻を被ったような形状をしていますが、巻貝の仲間です。姿かたちから淡水アワビとか呼ばれることもあるようですが、石巻貝やカノコガイの方に近い種のようです。
フネアマガイは石巻貝と同様、淡水では繁殖しませんが、産卵はします。上の写真の左は産んで間もない卵、右はもうまもなく孵化する卵です。右の上の二個はすでに孵化した後の殻です。正確にはこの丸いのは卵殻で、その中に100個前後の卵が入っているそうです。
そもそもフネアマガイは淡水種ではなく、汽水種です。汽水で産まれたフネアマガイのベリジャー幼生は、海に出てしばらく浮遊生活を送り、着床して稚貝になって再び汽水域に戻ってきます。
まあ何が言いたいかっていうと、淡水で増えないということは、逆に海水なら増えるってことじゃね?ってことです。エサとなる珪藻も順調に培養できてますし。
フネアマガイは、何故か水槽の曲げガラスの部分に好んで、左のように集中して産卵します。丸く囲ってある三個は、4/17に産卵を確認した卵です。このエントリーの一番最初の卵の写真はこの2~3日前に撮影したものですが、右下の一個がその間に孵化して抜け殻になっていのが分かります。
このうち、黒っぽく孵化が近いと思われる卵を汽水に移すことにします。卵はがっちりガラス面に食いついていますが、これはあくまでも卵殻なので、試しに構わず剥がしてみました。ピペットの先でゴリッと擦って剥がしたのを、そのまま吸い出します。
卵殻はあらかた壊れてしまいましたが、黒い花粉のような卵と思しき点が散らばっています。これを汽水を入れたビンに入れておきます。
底に沈んだゴミにしか見えませんが、よく観察すると動いているようにも見えます。水が揺れてなびいているのかもと光を当ててしばらく安静にしていたら…
ナンか泳いでるー!!
卵殻の中ではすでにベリジャー幼生になっていたのか、あるいはひょっとしたらこれはベリジャー幼生の前のトロコフォア幼生なのかもしれませんが、ナンか結構な数のプランクトンが蚊柱のように。大きさは、ワムシよりはちょっと大きいかな?というくらい。0.2ミリ前後でしょうか。
とりあえず珪藻を少し入れてみました。これがこのまま育ってくれるのか、育つとしてどれくらいで着床するのかよく分かりませんが、しばらく成り行きを見守ってみましょう。
フネアマガイ 1匹
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淡水稚魚育成水槽は汽水ヤマト育成水槽にジョブチェンジしました。