消費税増税の影響とは? | 資産運用はまだするな!お金で失敗しない判断基準の作り方

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まいど、北田です。


ついに、
消費税の増税が決まったね。


ここでは、消費税の構造と、
増税の影響について話してみよか。


まず消費税は、
商品に対し誰でも同じ税率なので、
一見、平等な税に見える。


でも、その実態は、

税の目的の一つである、
富の再分配とは逆の効果がある。


一般的に、
収入が高い世帯は、支出が多く、
収入が低い世帯は、支出が少ない。


≪家計負担≫

年収650万円の世帯
消費税10%の負担額は、年間37万円
年収における負担率は、【5.7%】

年収200万円未満の世帯
消費税10%の負担額は、年間21万円
年収における負担率は、【10.5%】

*増税後も消費が大きく変わらないと仮定。


とすると、消費税は、
収入が高い世帯の方が払う額が増えるが、
収入が低い世帯の方が負担率が高くなる、

という【逆進性】がある。


収入が多い人ほど負担が高くなるのは、
「累進性」といって、
所得税の累進課税に使われてる。


また、
一般的な世帯が年収650万円やとすると、

消費税10%による将来の負担は、
37万円×30年=【1,110万円】

5%増税による将来の負担は、
19万円×30年=【570万】


なんと、
プリウス3~5台分が消費税に消える。



ちなみに、
他国の消費税(付加価値税)はと言うと、


≪各国の消費税率比較≫

  標準課税  食料品等の税率

イギリス  20%     0%

フランス  19.6%    5.5%

ドイツ   19%     7%

日本    10%     10%

資料:財務省HP(24年1月現在)


上記の通り、

先進国では、
消費税の「逆進性」を緩和するために、
食料品などの生活必需品には、
税率軽減措置が取られてる。


日本も同じような緩和政策を取らん限り、
庶民の生活は苦しくなる一方。


いくら、財政赤字やとしても、
大多数である庶民の負担を増やすと、

日本の消費が落ち込んで、
景気が悪くなることぐらい、
中学生でも分かる。


にも係わらず、
消費税を増税する本当の意図は?


やはり、
我々から知恵(情報)と力(お金)を奪い、
すべてを支配するためなのか?


何にせよ僕らは、
決まった事に対処をするしかない。


毎年20万円の負担が増えても、
豊かに生きるために、
今できる事はたくさんあるしね。


まとめ
「消費税は、弱者に不利な不平等税」


消費税増税後の価格変動については、
次回以降にお話します。

メディアの話を鵜呑みにしないように。

【消費税が上がると、価格は下がる?】