まいど、北田です。
来年2014年4月から、
消費税が5%→8%になって、
2015年10月からは、
8%→10%になるね。
前回のメルマガでは、
消費税増税による、
家計への影響を書いたけど、
今回はもうちょっと突っ込んだ話。
消費税が5%上がると、
全てのモノの価格が5%上がって、
国民の負担だけが増えるかというと、
実はそんな単純じゃない。
やから、メディアの言う通り、
消費税が上がる前に高額商品を買うと、
痛い目に遭うこともある。
*高額商品 = 不動産、車、海外旅行など
実際、
以前の増税時の価格の変化をみると、
97年の3%→5%になった時、
駆け込み需要の反動で、
翌年の消費が低迷し、
結果、価格が下落した。
2009年の家電エコポイントもそう。
エコポイントが無くなると、
その分、価格が上がると言われて、
駆け込み需要が凄かった。
でも実際、
エコポイントがなくなると、
家電はどんどん値崩れしていった。
これは何を意味してるかというと、
「価格とは売り手が決めるのではなく、
市場が決めるという事。」
本来は
10万円で売るべきテレビであっても、
売れなければ、丸々が赤字。
であれば、
材料費+αの価格でも売った方がまし。
αが多少でも、
固定費の足しになるから。
という論理で、
家電業界は誰も得しない、
赤字での価格競争に陥った。
そして翌年、
家電業界の赤字は一兆円を超えた。
エコポイントが適切な政策やったかは、
今となっては不明。
ようは、
消費税とは、国民の負担だけでなく、
企業への負担も大きい。
消費者が買ってくれなければ、
売れる価格まで下げざるを得ない。
牛丼のように。
つまり、不動産も車も旅行も、
あまりにも消費が低迷したら、
価格を下げてでも売るって事。
高額商品やからといって、
増税前に買った方がええ訳じゃない。
どっちにしろ、
自分のタイミングで買った方が、
納得するしな。
まとめ
「消費税が上がっても、
価格は上がるとは限らない。」