瓶ビールと生の驚きの価格差 | 資産運用はまだするな!お金で失敗しない判断基準の作り方

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まいど、北田です。


今日は、
モノのコスト(費用)構造について。


これを知ると、
そのモノの値段が高いんか安いんかの、
判断がつくようになんねん。


例えば居酒屋のメニューに、
同じ銘柄で同じ分量の
瓶ビールと生ビールがあったとしよ。



どちらのビールの方が、
店にとって利益率が高いと思う?

その理由まで分かったら、スゴイ!






ちなみに、
うちの大阪支店の近くにある、
僕がよく行く居酒屋では、
生も瓶(中瓶)も同じ500円。



始めて行った時はメニューも見ず、

「とりあえず、生」

と注文。


そして、メニューを見て
めっちゃ後悔。



なんと、

生は「モルツ」で
瓶は「プレモル」。

ご存知の通り、
モルツよりもプレモルの方が高級ビール。


大阪人で貧乏性の僕は、
お客がメニューも見ずに、
とっさに「生」を注文する習性を利用した、

ずる賢い戦術や!

って、思った。



でも、
その後にコスト構造に思考が行くと、

「そらそやな。」

と納得。



生と瓶のコスト構造を比較すると、
こうなる。(ざっくり)


「瓶ビール」
人件費→栓を抜く、運ぶ
固定費→家賃
変動費→原材料費


「生ビール」
人件費→ジョッキに注ぐ、運ぶ
固定費→家賃
変動費→原材料費



生ビールには、
瓶ビールでは掛からん費用がある。


まず、
生ビールを注ぐ時間の人件費。

一杯当たりは知れてるけど、
月で考えたら、
瓶ビールと比べた時の手間の差は、
段違い。

サーバーの管も、
毎日水洗いせなあかんし。


次に、
生の泡を入れる時に、
生じるビールのロス。

意外とこれがデカイ。


後は、
ビールサーバーや、
ジョッキを置く余計なスペース分の家賃。

が掛かってんねん。



それがもし、
同じ売値で同じ原材料費なら、
より費用がかからん、
瓶ビールの方が利益率は高い。


で、そのよく行く店の
ビールのコスト構造を分析すると、

生ビール(モルツ) 350ml→500円
瓶ビール(プレモル) 500ml→500円


でも、この店は、
瓶ビールには掛からん費用の分を、
丸々利益として取るんじゃなくて、
原材料費にかける事で、
バランスを取ってた。


なので、
量や原材料費が高いものを飲みたい時は、
圧倒的に瓶ビールの方が有利ということ。


このコスト構造の考え方は、
飲食店に限らず、
服、家電、サービスなど全てに通ずる。



まぁ、
お金やコスト構造に目ざとい我々が、
次回から瓶ビールしか頼まなくなったのは、
言うまでもない。



まとめ
「コスト構造を考えれば、
無駄な出費は抑えられる。」


【おまけ】
チェーン居酒屋の魚○で同じ分析をしたら、
瓶ビール一本は、生が二杯飲める程の、
価格差があることが判明。