トリカタ。
Strawberry Moon.
神田ゆな
SILKYPIXがSony α9のRAW現像に対応したので
その確認の為に神田ゆなさん撮影分から選んで現像してみました💡
そして…
先日の +portrait 写真展の交流会にて
あるお若い男女から『どうやって撮っているのですか』と漠然とした質問をされ(笑)
その時にお答えした内容(ブログでもよく書いている内容を含む)を
メモとして書いておきたいと思います
まず僕は、多くの人がそうしているであろう通り、
テーマやストーリーを予め用意しておき、それに沿って撮影を行います
ただし、テーマと言っても、それは「絵」や「技術」ではなく、多くの場合「言葉」です
夕陽だの何灯ストロボだの、絵や技術に基づくテーマを持って撮影に臨むのは
1枚の傑作を生むには良いのかもしれない
でもそれは見る人に必然性を感じさせるものになるのだろうか
僕は、テーマ(言葉)やストーリーをモデルさんと共有して撮影に臨みます
そうすれば、シャイで口下手な僕でも(←)何とか意図を伝えて
イメージに合った写真を撮ることができる
過去に私的写真集選手権に応募した4作は
全て何らかのテーマやストーリーを用意して制作したものでした
そしてさらに重要なのは…
モデルさんに合った、モデルさんから感じたイメージから
テーマやストーリーを創っていることです
先日の +portrait のテーマは単なる言葉遊びで
モデルさんは関係ありませんでしたが(笑)
実は僕は左眼でファインダーを覗きます
イメージや空間認識、直感…
そういったものを担当していると言われる右脳を使って見ているのです💡
実際はそれがどう影響しているのかは分かりませんが
利き目が左であり、気持ち悪くて右眼でファインダーを覗くなどできないのです💦
そして最後に、実際の撮影と現像に関してです
僕が展示や写真集に向けた撮影において意識して実施していること…
(1) レンズを何となく統一する
これは、ほとんどの場合、ツァイスレンズを使っています
昨年のJuicyFruits展向けの撮影から、そのようになりました
たまにPENTAXのレンズ(645)も混ぜますが…
(2) 2,3台のカメラを同時に持って撮影する
ズームレンズは使わず、焦点距離の異なる単焦点レンズを付けたボディを
2,3台同時に持って撮影します
これは、単純に同じシーンを異なった切り取り方で撮りたいからです
(3) 同じシーンでは(カメラ1台につき)5枚からせいぜい10枚程度しか撮らない
1枚の傑作を撮るなら、同じシーンでしつこく続ける必要があるのかもしれませんが…
目的の絵をイメージして撮影できることはある意味うらやましいですが
モデルさんも人間ですから、同じシーンで20分も30分も撮られたり
同じことを何度も何度もさせられたりするのはキツいでしょう
僕はカラスの行水レベルの短さでちゃちゃっと済ませてしまいます💦
(4) 色温度とトーンを統一する
展示や写真集に採用する全ての写真について
現像における色温度とトーンをほぼ統一しています💡
1枚の傑作を創るなら、それに最適化した現像やレタッチがあるでしょう
でも展示や写真集においては、傑作を並べることよりも
統一感のほうがより重要だと考えています
なので、最適化した現像を行ったほうが印象的に仕上げられる場合でも
我慢して統一したパラメーターで現像します
いつも書いていることで新しいことは言っていませんが…
こんなポリシーを持ってやっています
ご興味があれば、もっと詳しくお話することもできますので
お気軽にお問合せ下さいませ(^^)/