●ファイル操作
RegXは実務を想定して様々な機能が搭載されています。
今回は「ファイル操作」をご紹介します。
パッと見の派手さはありませんが、ハマるとハマるすんごい機能です。
一見プリセットと同じようですが、違いは書き出し・読み込みができるほか、セット内の設定を連続して適用ができることです。
同一書籍内の図では、統一されたルールに沿ってテキストを整えることも多いでしょう。
Illustratorの編集作業は図1枚=1ファイルで行うことも多く、図が増えれば開くファイルの数も多くなり、ファイル毎に設定をし直さなければなりません。
InDesignのように、複数のドキュメントを開いた状態で検索置換ができれば良いのですが、Illustratorにはできませんし…。
例えば以下のような表組みがあったとします(InDesignで作れってつっこみはナシで)。パーツとしてデータ入稿されたとしましょう。
↑これが元
これを別の表と統一することになり、プラットフォームの欄をトルツメして、元号を西暦に変更して月以下はトル、半角パーレンを全角に、全角数字を半角に統一するとします。ついでに半角パーレン前の半角スペースも取っ払うとしましょう。
↑これが別表
↑1桁が2バイト!
↑パーレンが半角+前に半角スペース
同様のデータが10ファイルほどあったとします。
これを手作業でやるとすれば大変な手間と時間がかかりますが、RegXのファイル操作を使えばカンタンに処理できます(最初の設定だけちょっとかかりますが^^)。
最初は一つずつセットを作ります。プリセットを流用できるモノはしちゃいます。
↑こんなふうに設定をセットとして追加していきます
↑そして、実行。2ファイル目以降はこれだけ
↑置換が終わるとこうなります。体裁は手動で整えますが…
別マシン間の共同作業や時間を空けての作業、特に定期刊行物などに威力を発揮します。セットを作ってしまえば、次からは適用するだけですから。
セットはエディタで開いて編集できるので、いろいろなセットを組み替えたり、順番を整えたりすることができます。
RegXにご興味のある方はPICTRIXさんのサイトまで。