新教室の都合で今日は新札幌校が休校となりました。平日に休みをいただけることは皆無に近い私たち夫婦。この機会を利用し、心身の湯浴みをするために定山渓へ行って来ました。自宅から車で約1時間ちょっとのプチ癒し旅です。昨年の秋、友人と定山渓にドライブに出かけたのですが、その「おかわり」のような旅になりました。




本日、最初に訪れたのは、森乃別邸 定山。こちらの入館は中学生以上なので、落ち着いた雰囲気の中、ゆったりとした時間を過ごすことができます。野趣溢れる雪見の庭園で、のんびりと野鳥を見ながらの足湯。慢性疲労で凝り固まった身体や心が、やわらかく緩んでいくような心地よさでした。家の近くにあったら隙間時間を利用して毎週でも通いたいわー。時間無制限で足湯が楽しめ、お菓子の重箱とドリンクバーがついて1,500円。本当にお得です。





次は定山渓温泉街から車で5〜7分のところにある豊平峡温泉へ。豊平峡温泉と言えばインドカレーが有名ですよね。行ってみると平日なのにすでに行列ができています。ここは外国なのかと錯覚するほどに海外客で溢れていました。豊平峡も含め、定山渓温泉街にインバウンドの波が押し寄せているようです。

私が注文したのは1日20食限定の コラーゲン キーマカレー。なるほど、トマトベースでコクがあります。鶏肉を使用しているので、通常のキーマよりもヘルシーでもあるのかな。ナンも期待を裏切らない味とボリュームです…確かに美味しかったのですが、ダンナの頼んだラムカレーのほうが個人的に好みでした。

食後は併設している豊平峡温泉で、今度は全身をゆっくり温めてきました。ぬるめ(38〜40℃)の大露天風呂が圧巻でしたよ。





湯冷めしないように気を付けつつ…。次に向かったのは第一寶亭留翠山亭。売店で「翠のひと味」という佃煮を購入しました。前回の女子旅で友人が絶賛していたので半信半疑で購入したところ、これが驚くほど美味しくて!特に娘が大ハマりしたので、リピート買いをすることにしたのです。佃煮ってそれぞれ好みがあるので、万人受けするものを選ぶのは難しいのですよね。でもこれは家族全員が喜んで食べていました。


フロントで並んでいたら、駐車場で車を誘導してくれたスタッフの男性が「今ならモナカが買えますよ。3つぐらい残っていました!」と親切にも教えに来てくださったのです。モナカと言うのは、こちらのホテル1階にあるお店「坂ノ上の最中」の商品のことです。いつ行っても売り切れていて(宿泊者の予約だけで完売することもあるらしい)、いつの頃からか購入するのをすっかり諦めていました。ショーケースを覗くと、スタッフの方の言う通り、まだ幾つか残っています。クリームチーズ&酒粕、和栗もんぶらん、ミルクプリン、ほうじ茶プリンを購入してみました。上の最中の皮は食べる時に乗せ、中のクリームをギュッとサンドして頂きます。







最後に向かったのは、札幌市アイヌ文化交流センターです。今回は時間をかけて展示室を見てまわりました。自然との共存、感謝と助け合いの精神、心の豊かさ…アイヌ文化は私たちが忘れ、手放し、軽視してきたものの価値を思い出させてくれます。何としてでも次世代に継承すべき素晴らしい文化だと改めて感じました。

私たちが最も感心したのは「メノコイタ」。まな板とボウルがセットになった調理道具です。器として盛り付け、そのまま食卓に出すこともできる優れもの。右下は記念に購入したストラップです。中に魔除けの文様を模した木が入っています。



そろそろ娘が帰宅する時間なので、癒し旅はこれにて終了。帰り道、八剣山トンネルを出た辺りで…。ん?…はっ!!!

路肩に積まれた雪が高くて全身は見えませんでしたが、私たちの車を不思議そうに見ている子がいます(画像をアップにしてみてください🦌)。こっちに来ちゃダメだからね。早く向こうの山に帰るんだよ。