国士舘大学男子ラクロス部 -Black Thrashers-

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国士舘大学男子ラクロス部公式ブログです。練習風景、試合情報、新歓情報など随時部員が更新していきます!
〜ラクロスで4年間を充実させないか?〜

こんにちは。
国士舘大学HC原田と申します。



2021年から始まり来シーズンも国士舘大学の一員として活動させていただくことになりましたので、早速ですがこの場をお借りして、ご報告させていただきます。



お陰様で、来シーズンから、新1年生がいなくとも練習試合ができる人数規模となりました。
まだまだ、自チームから審判を出すことなど出来ない状況ではありますが、他大の皆さん、ぜひ練習試合をたくさん組んでいただけますと幸いです。



闘将伊東をはじめとした23シーズンを乗り越えてきたメンバーで、来年のリーグ戦はどのような試合ができるのか、楽しみにしていただければと思います。

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ここからは、23シーズンの振り返りについて、 綴らせていただきます。23シーズンは、私の自力の弱さが露骨に現れたシーズンとなりました。



それが故に、部を退かれた部員も出てきてしまいました。本当に心苦しいことですが、事実としてあります。ここでは、少し彼らについても触れていきたいと思います。



今の国士舘大学が存続できているのは、彼らの存在が非常に大きいです。表には見えない部分ですので、この機会に紹介させていただきます。



まず、彼らはどのような選手であったかというところです。決してラクロスが嫌いな選手ではありませんでした。むしろラクロスが大好きな選手でした。



人生を賭けて、部を強くする、部の環境を整えようと思ってくれていた部員でした。彼らがラクロス部に所属していなければ、今の国士舘大学男子ラクロス部は確実にありません。



彼らが部に残してくれたものは、数えきれないほどあります。学校関係者への信頼。学校の他部活が活用しているトレーニング器具が使えるようになったこと。他部活との関係性の向上からグラウンドが使える時間が明らかに増えていること。部員の意志統一。など



日頃の行動部分では、自分の背中で部活の基準を大幅に引き上げ、自分自身の誤りを素直に認めていきながら、前に進むために大幅にキャラまで変えるほどの熱量を持っていました。



また、2022年のお話になりますが、5月まで3人しかいなかった1年生部員を、1年通して学校で声をかけ続け、年間通して13名まで1年生部員数を増やしてくれました。



今の国士舘を知っていただくにあたり、皆さんに知っていただきたい存在でありますので、ここでご紹介させていただきました。



彼らの人生の方向性もあり、退く形となりましたが、彼らのおかげで今の国士舘があることを忘れてはいけないです。



彼らのような存在が、国士舘ラクロス部として活動し続けられる環境を築くことが、国士舘に来た私の役割と思ってます。



今回紹介させていただいた人以外にも、このような見えない存在が、今の国士舘の土台を作り上げていることを再認識しないといけません。



今ある環境に感謝していきながら、少しづつ世に与えていける組織になることを目指して、24シーズンもサポートしていければと思います。

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23シーズン、4年生MGが1人で最後まで部活動を支えてくれました。



MGはプレイヤーとして、実際に試合に出ることはできない中で、悔しさやもどかしさ、4年生が1人で公務員試験もある状況を共有できない中で、毎日1番プレイヤーの状態や雰囲気の変化を一番に察して、見守ってくれる存在でした。



また、女子ラクロス部もかなり厳しい環境の中かと思いますが、男女合同新歓の試みから、公式戦にも応援来てくださりました。
この場を借りてお礼したいです。
ありがとうございました。



国士舘OBOG/保護者の皆様/学校関係者の皆様、いつもサポートいただきありがとうございます。皆様がサポートしていただけているおかげで、今、ラクロスを本気で出来る環境があります。皆さんが、元気をもらえるようなラクロス部を全員で築き上げていければと思ってます。



国士舘は、本当に素敵な大学だとつくづく思います。



OB/OGの中には、全国各地で活躍しているラクロスコーチや社会人プレイヤー、日本代表MG、社会人MG、公務員からYouTuberまで幅広く社会で活躍されています。



OB/OGからも、日々多くの刺激を受けています。

OB/OGだけではなく、現役学生の本気も凄まじい力があります。素敵な環境を築いてくれている先人の皆様ありがとうございます。



23シーズンにつきましては、以上となりますが最後に、とある1人の現役選手のご紹介です。



その選手は今年の6月頃に、私から、リーグ戦での出場について、『今年は厳しい』と伝えさせていただいた部員です。



人数が少ない国士舘の中ではありますが、どうしてもラクロスの強度の高い接点の部分で、ついていけていないことが明確にあり、いきなり混ぜるのが危険と判断し伝えました。




その選手は、それから自分が決めた約束を1つも破らずに練習し続け、1人でも武者に行き、人と比較することなく、自分と闘い続けている選手がいました。



一般的な優れた結果が現れているわけではない選手ですが、着実に進歩し、部員からの信頼も厚くなっている選手です。



このような選手がいるからこそ、勇気をもらえますし、元気をもらえます。部活であれば、当たり前の話になりますが、これから人数も増えれば、試合には出られない存在はこれからも増え続けると思います。



この1番の難しい立場の中で、1年間闘い続けた彼のような選手がいることを知って欲しく、綴らせていただきました。特に現役諸君は、改めて認識して欲しいです。



どのような状況や立場でも、自らの目指すゴールに向かって、行動し続ける姿勢を貫いてくれていますが、彼のような人間がブレずにゴールを目指せる環境を部員全員で作っていきたいと思っています。



今シーズン、フェーズが大きく変わります。



最後までお読みいただきありがとうございました。23シーズンのご紹介と、24シーズンHCとしての改めての挨拶とさせていただきました。
これからの国士舘もよろしくお願いします。



HC 原田大輝