速度と精度 | こまつオフィシャルブログ「こまつの今宵もヒャッホゥ」by Ameba

速度と精度



『速さと精度』








以前、というかかなり前の話だけど
とある某メジャーレコード会社のディレクターに
ふと質問した記憶がある。



『いい作家というかクリエイターの定義って
 なんですか?』





すると少し考えディレクターはこう答えた。


『速さと精度だね。』



当時は仕事の速い人程度に思っていたけど、
最近何となくその意味というか
真意が少しわかってきた気がする。






”速度と精度”というのは
彼のクリエイターの定義というのもあるけど、
どちらかというと仕事の出来る人の定義なんだと最近考える。


では分かり易くバイトに例えてみよう。












バイトA『センパーイ!』





バイトB『なんだい後輩?』




バイトA『エッチしよ!』





バイトB『ええ!?』










・・・







おっと失礼


これまったく関係ないバイトの話だったわ




閑話休題



自分も昔色んなバイトをやった上での考えというか、
あまり人を能力で比較するのは好きではないけど、
あくまで考察なのでここはあえて、
比較をさせて頂きまする。



まぁ簡単に言うと、
バイトでも仕事のデキる人とデキない人がいるっちゅー話で。
じゃあその差は何の差なのかというのを言葉で表現すると、

"速度と精度"の差なんだと思う。






考えれば当たり前なんだけど、

"速度"ってのはスピード感。
=仕事量に直結する。



つまる所1時間あたりの作業量ですな。



まぁこれは考えればわかるとして、
じゃあ精度ってのは何なのかって事だけど、

精度って正確さって事だけど、

僕は個人的に



”精度=状況判断能力”


だと思うんですよ。



今置かれてる情報を整理し、
状況に対して
どう動くのが一番いいかと判断し無駄なく遂行する事。

を踏まえた上での

"状況判断→正確さ"



これが精度と思うんです。




ちなみにディレクターが言ってた精度は
クライアントが作って欲しい物を
相手の言葉から察知して
ピンポイントで正確に構築するって事なんで、

やっぱりこれも状況判断能力だと思うんですよね。




速度における作業量だけ考えても
無駄がありすぎると
ただの仕事遅い人になってしまうし、

精度だけあったとしても、
それを実行する行動力が無いと、
結果そこそこになってしまうよね。




"早く正確に"って
仕事をする上である程度考える事だけど、

ここまで具体的に細かく突き詰めて考えてみると
同時に自分がどういう所で自分が信用を落としてきたかが
すごくよくわかる。



でも正確さってのは慣れてくれば
ある程度誰にでも出来ちゃうけど、


速度だけと状況判断能力は慣れだけでは絶対に速くならない。


むしろ慣れる事で生まれる慢心のせいで、
仕事スピードを落とす事の方が多いんじゃないか


と思うんす。




じゃあどうすれば
この速度と精度が上がっていくのかというと、



結局、速度と精度が秀逸な人間を見つけて、
その人の細かいところ技術思考を盗む所からのスタートだと思うんす。




逆にそういう所にまったく興味無い人とかを見てると




パソコンでいうと
この人のCPUだとこれ以上はキャパオーバーなんだろうな~
ってその人にどうすれば~とか
こうやれば~



とか言うのを
やっぱり諦めざるをえないんすよね。




まぁ仕事が出来る事自体が
人間として正しいかと言われると
それはまた違うと思うし、
プライベートに生きるのも全然いいと思うけど、


あくまで仕事における行動の定義を考察したかっただけなので
あしからず



@コママ