<孔子語録>
◉「夫子(ふうし)を以(もっ)て 木鐸(ぼくたく)と為(な)す」
天は先生を社会の指導者としているのである。
(孔子を評したある人のことば)
むかし、法令をしくとき、木鐸を振り鳴らしてふれ歩いた。
木鐸は鈴の形をしたドラで、木の舌がついていた。
転じて、世を教化指導する人を木鐸という。
新聞報道にあたる人を社会の木鐸と呼ぶばあいもこの意味である。
「夫子」は師に対する敬称。ここでは孔子を指す。
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◉「仁(じん)に里(お)るを 美と為(な)す」
仁をもって行動のよりどころとし、
仁の道にはずれない心をもち、
精神を仁の世界におく。
これが人間として美しいのだ。