言葉は受け取るもの |  生きづらさからの解放 自分を生きるためのコツ

 生きづらさからの解放 自分を生きるためのコツ

「聞く」技術があれば、人は変われます!
自己肯定感を育て人生を好転させる ヒントが詰まったブログです。

私の息子は今年受験生です。

「俺は死ぬ事の次にイヤなのが勉強!」
と言うほどの勉強嫌い。

そんな息子も周りの友達に影響されて

夏休みの夏期講習(ホテルに5日間缶詰 1日10時間の勉強)
に行きたいと言い出しました。

私もようやく「エンジンがかかった?」
と思い、行く事を承諾したのですが、

筋金入の勉強嫌いは
自分で言い出した事なのに

あの手この手で逃げ道を探しだそうとしたり、
前向き発言をしてやる気を見せたり

まぁ〜ゴチャゴチャとうるさい。(−_−;)

大嫌いな勉強と向き合い
自分と戦っているのはよくわかるんですけどね、

私も余裕があるときは息子の話を聞けましたが

余裕のないときは
「だったらやめればいいじゃんっ!」
「まだキャンセルできるし!」

と聞けない時もありました。

そんなこんなでキャンセルする事なく
当日を迎えたのですが

朝、起きてこない・・・。

まさかと思いながら起こしに行くと

「やっぱり行かない。」

Σ(・□・;)!!!!!

「まじか!!!」
「もうキャンセルできない」
「高いお金払ったのに!」
「ふざけんなっ!」
「いけーーーーーーっっっ!」

と怒りたい気持ちを「グッと」抑え、
いや!「グググーーっっと!」抑え、

「そっか。そんなに行きたくないんだね。」
と、彼の言葉を受け取りました。

爆発しそうな怒りを抑えながら

彼の話を聞き、
私は質問に答える彼の言葉を繰り返しました。

「そっかぁ、やっぱり勉強嫌いなんだね。」
「そうだよね、友達が一人もいないところへ行くの不安だよね。」
「なるほど、逃げ出したくなったらどうしようって思うよね。」
「うん、うん、行って結果が出なかったらどうしようって思うよね。」
「でもこのままの自分も嫌なんだね。」

彼から不安や葛藤をたくさん聞きました。

なんだか、話を聞いているうちに
彼なりに頑張ってたんだなぁ。と思うと

怒りは収まり、
行かせたい気持ちが少し小さくなっていました。


これは私が彼の言葉を
受け取れたからかもしれません。


そして

「初めてのことにチャレンジするのは怖いよね。」
「行ってもし逃げ出したくなったら帰っておいで。」

「それでも嫌なら行かなくていいよ。」

「お母さんは行ってほしいよ。」
「でも決めるのは◯◯だから。」

「よく考えてね。」

まだ時間があったので
そう言って私は彼の部屋を出ました。

「行かないこと」も覚悟しました。
もちろん「行ってほしい」の気持ありました。

でも決めるのは彼です。
行かなかったらどうする?
そうなったら、そうなった時考えよう!と思いながら
ソワソワしながら待っていると

「やっぱり行くよ。」
「逃げ出して帰ってくるかもしれないけどね」

だって!

時間ギリギリになってしまい、
ホテルまで車で送る事になりましたが、

行く事が出来ました!

行った後も毎日「いつ帰ってくるんだろう?」
と思いながら待っていましたが、

5日間、きちんとカリキュラムをこなす事が出来ました!

帰ってくるなり
「冬期講習も行きたい。」
「受験まで日曜特訓もあるからそれも行く!」

こんな事も言い出しました。

なんだか晴れ晴れとした顔で
こんな話をしている彼を見て私も嬉しくなりました。。

やったら出来る自信がついたのかな?

「行かない」と言われた時に
話も聞かず、私が頭ごなしに怒っていたら
彼は本当に行かなかったと思います。


この出来事で改めて

話を「聞く」って言葉を受け取ることなんだなぁ。
思いを受け取ることなんだなぁ

信じるって大事だなぁ。

と思う母でした。



今日も長い文章を最後まで読んでくださり
ありがとうございました。