2024/01/13 北海道新聞

 東京芸大大学院映像研究科博士課程の学生。中国残留孤児の父と子を題材にした短編映画「相談」を監督し、昨年12月に4日間、誘致を受け滝川市役所などで撮影した。市職員約20人がエキストラで協力し「朝早くから参加してもらい、本当にありがたかった」。

 映画は3月ごろ完成する見通しで「撮影はうまくいった。国際映画祭に出品できるよう頑張る」と意気込む。滝川については、ジンギスカンも堪能し「応援してくれる市民など人も優しく気に入った」。

 中国大連市出身。2014年から日本に留学し、21年から同大学院に。昨年監督した、外国人技能実習生をテーマにした「ハーフタイム」が札幌国際短編映画祭や上海国際映画祭などに出品された。(望月悠希)
(ちょう・ようげん)