中国残留日本人孤児が初来日

1981(昭和56)年 戦前、両親とともに中国に渡り、ソ連(ロシア)による満州(中国東北部)への侵攻などで帰国できなかった残留日本人孤児のうち47人が、肉親探しのため初めて日本を訪れ、30人の身元が判明した。72年の日中国交回復を機に、在留孤児問題が注目されるようになり厚生省(現厚生労働省)が訪日調査に踏み切った。調査は99年まで30回実施された。

長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館には、国に先駆けて帰国支援事業を推進し「中国残留孤児の父」と呼ばれる山本慈昭氏の活動の記録や残留孤児からの手紙が展示されている。

他にも過去の3月2日にはこんな出来事が…

バナー写真:中国残留孤児が初来日し、再会を果たした姉妹(東京都・代々木青少年総合センター)(時事)