結婚前夜。 | 洸太☆prologue to epilogue

洸太☆prologue to epilogue

~感じるままに~

明日は弟の結婚式で新幹線で少し遠出します。





稽古帰り、なんだか不思議な気持ちです。





弟は僕とは見た目も性格も違くて、特に性格は真反対と言いますか、




寡黙で大らかで優しくて平和主義者で、いつも考え事をしていて話しかけてもその世界に没頭しすぎて気づかないほど笑





小さい頃、僕はそんな弟にもどかしさを感じていました。





男らしく言いたいことははっきり言って欲しかったし、喧嘩して負けて泣きながら帰ってくる弟が情けなくて喧嘩の仕方を教えたこともありました。





日頃から色んなことに敏感に反応してしまう僕としては気づかない弟に対して凄くイライラして、時にきつく当たったりしていました。





今思えば本当いい兄貴じゃなかったなって思います笑





もっと優しく出来たんじゃないかって。





争いが嫌いな彼は正しいし、





人には人のペースがある。





人に言われて気づくこともあるけど、自分で気づかないとわからないこともある。





兄として、あいつにやれたことなんて殆どないんです。





でも彼は今や強く逞しく二本足で立っていて、仕事も生活も素晴らしいパートナーも自分の手で掴んだ。




俺なんかよりずっとずっとしっかりしてるんです。




だから、明日はせめてあいつの晴れ舞台に俺が今出来る精一杯の歌を歌ってやりたい。





それぐらいしか出来ないけど、初めて何かしてあげれると思って嬉しいんです。





はー緊張する笑





お兄ちゃん頑張ります。





ではおやすみなさい。






洸太☆