「さくらの季節ですね」なんて声が、国じゅうで聞こえてくるのは、日本だからなのでしょうね。
さくらが、満開になりましたね。ふわふわと色付いていて、まるで桜の綿毛みたい。ふぅっと吹いたら空高く、そよそよと飛んでゆきそう。
一瞬の花を咲かせて、また1年、じっとそこで、春まで耐え忍ぶ。そんな様は、舞台と似ているなぁと思いました。
花が咲いているうちに。わたしはここにいますから。
さくら。さくら。
もうすぐで終わってしまうのね。
散りゆく花びらは、どこへゆくのでしょう。
人間の手によって、ゴミ箱へ入れられて、焼かれてゆくのでしょうか。
それとも、さくらを食べる動物や、さくらで巣を作る動物なんかに、使われてゆくのでしょうか。
今年もお花見ができて、たのしかったです、さくら。ありがとう。
100年後も、1000年後も、日本人は、桜を見ながらお花見していてほしいな。