出産話⑧ 出た | 主にうさ日記
なんと、もう3月になってしまった
続きで書いてるのにこんだけ間空けてどーすんだガーン


☆☆☆




ハラキリ手術が始まること数十分、
現場はとても静か
先生や看護士さんの声、心電図かと思われる機械音…

私が数時間前まで思い描いていた出産とは程遠い静かな時間が流れる

そして何よりも眠い!

下半身麻酔なのに頭がやたらボーッとする
沈黙がさらに眠気を誘う

赤子を取り出すまでは寝てはいかんと眠気に抗う



正直名前の由来なんてどうでも良かったのに手術してる医者に雑談をしだす私
ちゃんと答えてくれたのに忘れてるし


そして時はきた


看護士さん「カーテンの右側から赤ちゃんが出てきますからね(^^)」

先生「はい赤ちゃん出ます」




出たーーーー‼‼

まさかの切腹帝王切開から約30分
我が子にやっと会えた‼‼

この10ヶ月色々あった

人の妊娠出産はあっつーまに感じるのに自分のは凄く長く感じた

下半身は痛いし寝返りもままならないし腹は張りまくりで毎日しんどかった
職場では軽くマタハラにもあった

でもでも、やっと出て来たのねマイベビーお願い
さあ!ママの腕においでやす照れ



看「帝王切開で産まれた赤ちゃんは呼吸が安定していないのでしばらく預かりますねー(^^)」


私「あれ?」


赤子とのご対面、5秒で終わる


涙を浮かべながら赤子を抱くというイメージがあったのだが現実とのギャップがマジハンパない

しかも普段は眼鏡の私なのだがこのときは眼鏡を外されていたので赤子の顔もぼんやりとしか見えず…

ひょっこり下から出てきた赤ちゃんに料理番組でよくある
「では10分煮込んだものがこちらです☆」
といって出てくる仕上がった鍋を思い出すという…


残り30分は切った腹の縫い合わせ

最後にホッチキスみたいにパッチンパッチン止められる音が生々しかった
(実際本当にホッチキスだった)


何はともあれこれで寝れると安堵

出産そのものは痛みもなく母子ともに無事に終ったが前日からまともに眠れていないのでもう疲労困憊でグッタリ

そのままベッドごと運ばれる

旦那と旦那母が来てくれていたがこの日は赤ちゃんには会えないのでグッタリした嫁を見るだけで終わってしまいちょっと申し訳なかった


そしてこのハラキリの麻酔が切れてからが本当に地獄でこの日から3日間位の記憶は曖昧である

産褥ゾンビよろしくで下半身はろくに動かせないのに次の日の昼からは容赦なく母子同室で非常にしんどかった事だけは覚えてる


☆☆☆


ながーくながくなってしまいましたがこれが出産までの話しです

一度帝王切開をしたら二人目を産むとしてもまた帝王切開になるのだと思います。
本当言うと普通分娩というのを体感したかったのですが赤ちゃんが無事に産まれて来てくれることが一番

でもやはり心に何か引っ掛かりがあったのかドラマ「コウノドリ」でコウノトリ先生が





こう言ってた事に涙腺ドバーでした
というか産後にちょうどこのドラマが始まったのですが毎週号泣してました


ではお付き合いいただきありがとうございましたニコニコ