ブシロードレスリング〜長島☆自演乙☆雄一郎プロレスデビュー戦 by キャットウーマン | 熱闘!後楽園

ブシロードレスリング〜長島☆自演乙☆雄一郎プロレスデビュー戦 by キャットウーマン

カードゲーム会社主催のイヴェントマッチなので場内の雰囲気もプロレスの観客っぽく見えない人が多数。ゲームサポーターおよび声優ユニット「ミルキィホームズ」のファンなのでしょう。要するにプロモーション・イヴェントです。
<Presented by ブシロード・produced by大谷晋二郎from ZERO1・featuring DDT・co starring 新日本プロレス>といったところか。同日昼興行のアイスリボンをレポートしたチャン・マメルトン氏の記事を見ると、場内の設えはほぼ昼間の居抜き状態。

行きがかり上厚かましくも参加していますが、長島☆自演乙☆雄一郎選手と同じく私はこの日が後楽園デビューでプロレス観戦自体恐らく6~7年ぶり。素人のヌルい感想文、ご容赦のほど。

南側ほぼ中央5列目くらいで観戦、以前行っていた武道館やドームと比べリングが近く(当然)期待感が高まります。
プロモーションなので入場時にブシロードの宣材いろいろが入った袋を貰いますが、ゲームを知らない人間には意味が分からない物ばかり。それより対戦カードが書かれたチラシ1枚でも良いので供給頂きたかったです。ブシロードの社長も出過ぎ遊び過ぎ。丸抱えして自分も楽しみたい気持は分かりますが、だったらもう少し入場料安くて良かったんでは、とセコい事も言いたくなります。もうちょっとスマートにまとめましょうね。

試合開始前、リング上でブシロード木谷社長の挨拶が済むと、北側スクリーンに自演乙選手のインタビューなど流れ、その後試合順に選手がコールされ入場~整列。最後、中央にポーズを決める自演乙選手。プロレス会場でこのようなシーンは初めてでやや驚きました。しかしここには全員登場ではなく、お付き合いした人と出なかった人との区別にしばし考えが及びます。

第一試合のDDTチームは初見でしたが、ほのぼのとした感じが地方巡業相撲のしょっきりみたいで楽しめました。飯伏選手はさすがIWGPジュニアタッグチャンピオンらしく華麗なプロレスしてました。動きがきれいで好みのタイプ。マスカラスやハヤブサやカシンのファンである私としては、個人的に是非別ネームでマスクマンをやって欲しい。
第二試合は私でも知っている中西選手や田中選手。10年前と全然変わってない中西選手、お約束の野人ダンスやバックブリーカーは懐かしさいっぱい。それはそうと、田中選手の髪が随分薄くなっているのが心配です。
ここで雰囲気は変わりコスプレお姉さんの3分間デモ。プロモイヴェントならではの出し物ですが、受けが上手な菊タロー選手が相手でも空回りする場面も。お仕事とはいえ苦労でしょう。聞けば昼間もアイスリボンお姉さんとのお仕事とか。重宝な人材です。
第四試合の大谷ZERO1社長の相手は“帝王”シュヴァルツことサプライズ登場の高山選手。本人たちが楽しそうにやっているところが観ているこちらも楽しい。全出場メンバー中やっぱり一段と大きい高山選手は一目でバレバレ、黒いマスクとコスチュームで嬉しそうにシュヴァルツを演じていました。映画「アウトレイジ」に出たがる有名俳優たちが嬉々として悪役を演じるのと似ているのかも。大谷選手に思い切りフェイスウォッシュされ続けるサービスぶりでした。ここでもキッターニ男爵こと木谷社長のお遊び盛ん。
ミルキィホームズのアトラクションライヴ(これが無ければ20分早く帰れた)を挟んで、メインの自演乙選手と佐藤選手のシングル戦。自演乙選手の登場コスプレ、怪盗アルセーヌだそうですが全く分からず。試合用の赤いヘアとロングタイツは結構似合っていました。
これがプロレスと言えるのか、いろいろ言われるのだろうけれども、とりあえず練習して来た技を披露する事ができました。フランケンシュタイナーやりたい、ドラゴンスクリューもやってみよう、と盛りだくさんにお稽古をした事でしょう。嬉しさ溢れるその身体を88キロに増量したのは後から知りました。周囲が大きすぎるので気づき難いのです。K-1の現状を見れば優勝したとて将来安泰とは思えず、自演乙選手はこれからもキックの試合も続けるのであれば、せいいっぱいのボリュームアップなのかもしれません。

久しぶりのプロレス、ミーハーの私にはそれなりに楽しめました。豪華な面々がきっちりと各々の役割りを果たし、決め技や見所もちゃんと折り込まれているし、プロレスファンにとっては余計なプログラムもあったものの、2時間で収まったのも上出来と言って良いでしょう。
プロレス社会復帰のリハビリ観戦としてはちょうど良い感じでした。

【ブシロードレスリング~長島☆自演乙☆雄一郎プロレスデビュー戦】
2011年5月5日(木)18:30試合開始 1351人

■ 開会式
ブシロード木谷社長の開会挨拶~選手入場式
■ 第一試合 DDT提供試合
飯伏幸太、美月凛音、平田一喜× vs 男色ディーノ○、中澤マイケル、DJニラ
15分4秒 ゴッチ式男色ドライバー → 漢固め
■ 第二試合 タッグマッチ
田中将斗、柿沼謙太×(以上ZERO1) vs 中西学○、キング・ファレ(以上新日本プロレス)
13分29秒 アルゼンチンバックブリーカー
■ 第三試合 シングルマッチ
ブラック★ロックシューター(浦えりか)○ vs デッドマスター×
3分28秒 ブラックロックトルネード
■ 第四試合 タッグマッチ
大谷晋二郎○、崔領二(以上ZERO1) vs ヴァイス×、“帝王”シュヴァルツ
10分2秒 スパイラルボム → エビ固め
■ ミルキィホームズ スペシャルライヴ
■ メインイヴェント
長島☆自演乙☆雄一郎(K-1MAX2010日本王者)○ vs 佐藤耕平(ZERO1)×
14分3秒 飛びつき回転十字固め