思い出し笑いというのはよく聞くが
今日のは思い出し怒りなのだ。
数日前に救急車で運ばれた回数の話をした。
私は3度だ。食中毒で2度。胃腸炎で一度。
生まれて初めて救急車で運ばれた日の前日、何年も片思いしていた人と奈良の若草山ドライブウェイをドライブしたあと居酒屋でお酒を飲んだ。
食の好みがジジくさいのか、カツオのタタキを食べたのを覚えている。そのあと生臭いキスだったのも覚えている。お酒に酔い一晩お泊まりしたが
私は爆睡して2人の間には何も起こらなかった。
朝、最寄りまで送ってもらったのだが雨が降っていて傘を貸してもらった。
「気に入っている傘だから後日返してくれ」
と言われたのである。
どうせならビニール傘かなんかをくれれば良かったのに。そのあと彼のバンドのライブの時に傘はきちんと返した。
あれから随分と経ったが今頃ふと思い出し腹がたった。他にもあるのだ。ミックテイラーのライブを見に行った時も一緒に行こうと言っておきながら自分のチケットしか買っておらず
「お前は当日券を買って来い」と言われた。
まだある。誕生日プレゼントにピアスを用意したと言われたので仮のピアスを付けて待っていたのに半月も遅れて会った時に
「ピアスをポケットに入れてたはずだけど無くした」と言われたのである。
思い起こせば奴は思わせぶりな態度をとったのに
いつも地獄へ突き落とすのである。
壁ドンという言葉がなかった時代にソレを奴で経験している。平気でそんなことをする奴である。
着ている服を褒め、手紙を書いてよこす。一人暮らしの家に遊びに来いという。安いものだろうが指輪ももらったことがある。
でも妹ぐらいにしか思ってないと言いやがる。そんな奴だが
一度だけまともな日があった。
映画を見てそのあと飲みに行った。
映画の感想を話し普通に会話もはずみ楽しい日があった。
今でも出会ったら一発殴ってやりたいと思うほど
の思い出がたくさん蘇る。
Facebookで元気そうな姿を見た。結婚して子供も2人いた。幸せそうで何より。
殴ってやりたいと思う反面、幸せそうで良かったとも思った。