こんばんは、JPHMA認定ホメオパス藤崎です。
さて、ただいま土用。
皆さんご存知ですか?
土用という季節は、春夏秋冬どの季節にもあるということを。
夏の土用の丑の日はうなぎを食べる!ということは有名ですが、
意外と知らないという方もいらっしゃるので、改めて。
暦の上で、よく立春・立夏・立秋・立冬、と
春がきました~、夏がきました~(以下同じ)と言うことがあると思いますが、
この各季節になる前日までの18~19日間を土用といいます。
ただいま立秋前の土用にいます。(2015年は7月20日から8月7日まで)
ということで、各季節にこの18日間があるので、
春夏秋冬+土用を併せて、1年間には5つの季節があると思ってもいいかもしれません。
そもそも土用というのは「土旺用事」の略で、土の氣のはたらきがもっとも旺盛になること。
各季節の間に土用が置かれているのは、それぞれの氣が入り乱れ、「土に還っていく」ことと「命を育む」両面の性質を兼ね備えていることからのようです。
さて、この夏の土用といえば、一番暑い時期でもあり夏バテ予防のための養生のとして、「う」のつくものを食べるとか、薬草をお風呂にいれるとか、お灸をすえるとか、、、色々行っていたようです。
そして、この時期の湿気から発生するカビや虫を避けるために、衣服や書物を虫干ししたり、梅干しを天日干ししたり、もまた、直接ではないかもしれませんが、養生のひとつとなるでしょう。
逆にしてはいけないこととして、氣が乱れるときにするものではないと、土を動かすことはしない、つまり建築にかかわること、農作業にかかわることなどは避けていたようですね。これは、夏の暑さを避けることへの方便だったかもしれませんが。
この季節、大気に酸素量は多いけれど、太陽熱のために酸素だけが上昇し、地上近くでは酸素量が減っています。酸素量と湿気の問題で、体調を崩す方も少なくないでしょう。熱中症の問題とともに、養生をしっかりしたいものですね。
陰陽五行的には、土用の季節は、身体の中心を司る胃と脾の養生が大事になってきます。胃に負担になるようなものを食べていませんか?あるいは、食事とともに水分を摂りすぎていませんか?この食べ方は胃弱につながります。また、脾臓が疲れると甘いものが欲しくなります、甘いモノ常時食べ過ぎていませんか?(ちなみに、現代医学では膵臓が陰陽五行の脾臓にあたると考えられています)このあたりは、しっかりチェックしておきたいものです。
おススメ土用養生のまとめ
・「う」のつくものを食べる
梅干し、瓜などが個人的にはおススメです!
・薬草湯に入る
ビワの葉、よもぎの葉、柿の葉などがおススメ
・湿気をとる
・小食で胃の負担をとる
・自然の甘味をとる
かぼちゃやトウモロコシが夏の黄色い甘味といわれます
処暑までまだまだ暑さが続きます。
どうかご自愛くださいね。
また、暑中見舞いは土用のうちに♪
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