ニキビの原因はさまざまあります。食事以外にはストレス、睡眠不足などさまざまな原因があります。ここではニキビと糖質の関係をまとめます。
コロラド州立大学のコーデイン教授は2002年に「ニキビは西洋文明の代表する症状である」と発表しました。彼は、パプアニューギニアのキタヴァン島民の若者300人(15~25歳)を調べたところ、誰ひとりニキビはありませんでした。また、同様にパラグアイのアチェ族の115人のうち、やはり誰ひとりニキビは見つかりませんでした。これらの先住民族は普段の生活で、砂糖や精製された穀物などの近代食をほとんど食べないことが記録されていました。
実は、砂糖や精製された炭水化物食品はニキビを発生させやすいことがわかっています。
コロラド州立大学のコーデイン教授は2002年に「ニキビは西洋文明の代表する症状である」と発表しました。彼は、パプアニューギニアのキタヴァン島民の若者300人(15~25歳)を調べたところ、誰ひとりニキビはありませんでした。また、同様にパラグアイのアチェ族の115人のうち、やはり誰ひとりニキビは見つかりませんでした。これらの先住民族は普段の生活で、砂糖や精製された穀物などの近代食をほとんど食べないことが記録されていました。
実は、砂糖や精製された炭水化物食品はニキビを発生させやすいことがわかっています。
糖質食品を過剰に摂取することにより急激に血糖値が上がってしまい、大量にインスリンが分泌されてしまいます。過剰に分泌されたインスリンにより皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌が大量に促進されます。これにより、毛穴をふさいでしまいます。さらにはホルモンのバランスを崩し、皮脂の分泌量をコントロールできなくなり、ふさがれた毛穴に皮脂がたくさんたまってきて、皮脂をエサにしているアクネ菌が集まり増殖します。
アクネ菌が皮脂を栄養源とするときに、脂肪分解酵素であるリパーゼが皮脂を分解して脂肪酸になり、脂肪酸が酸化して炎症を起こしたものがニキビなのです。
ここで誤解しないで欲しいのが、アクネ菌は無実であるということです。アクネ菌は皮膚の常在菌であり、結果的に増殖しただけであり、ニキビの直接的な原因ではないのです。しかし、製薬会社は積極的にアクネ菌退治を推奨しています。これは大きな間違いといえるでしょう。
糖質食品の過剰摂取で、脂質代謝が邪魔され、皮脂が大量に分泌され炎症を起こしているのです。
このニキビである炎症を防ぐには、糖質の過剰摂取やオメガ6系植物油を避け、良質なたんぱく質と脂質、野菜やオメガ3系の油などを積極的に食べるのがよいといわれています。
みなさんとお会いできる時を楽しみにしております