おはよう、こんにちは、こんばんは
くろです。
 
新年あけましておめでとうございます。
ってもう二月も半ばもいいところ。そろそろ三月ですよ。びっくりだ。
 
なにしてたんでしょう。何もしてなかったです。
ってこともないのでとりあえず前の記事で言ってたレントンのお話を完結させたくて
書いてたわけなんですけど、全然話が進まないし、これどこに行くんだろう。ってなってますが
まぁいいや!!!
 
 
また気が向いた時に進む、ダーティボーイの世界の話。
ってことで、レントンの彼女になる人の話。
 
 
 
 
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10月29日。
午後3時になると、必ず訪ねてくる人がいる。
ここはこの街唯一の花屋。名を「アイリス」
花言葉で幸福の訪れを意味するとか言われている。本当かは知らない。
私はここの看板娘のフリージア。17歳。私今、恋してます。
「こんにちは、いつものお願いします」
「こんにちは!すぐに包みますね、レントンさん」
名前を呼ぶと照れたように笑う彼はこの街唯一の煙突掃除屋さん。
半年前まではもう1人いたそうだけど、仕事中に事故でなくなってしまったらしい。お母さんが噂していたのを聞いわ。
花を包んでいる間、レントンさんは他のお客さんと話していたり、他のお花を見ていたり。私とは話してくれない。
きっと私なんてただの店員くらいにしか思っていないわね。でも、こうして毎日会えるだけ嬉しいからいいの。
たとえそれが他の女性に贈るための花を包んでいるんだとしても。
…うん、我ながらキレイだわ。
今日はホップが入荷されたから試しに入れてみた。
全体がふんわりと包まれたようなそんな感じ。
うーん、なにかもう1つ白くて背の高い花も欲しいけど、今はカスミソウにしとこう。
カスミソウを加えて1つのブーケにしていく。
ピンクを基調にしたかわいらしいブーケ。
リボンは燃えるような赤。それがいつもの注文。
レントンさんはいつものように受けとるとお代をおいて一言ありがとう。と言って行ってしまった。
あー、かっこいいなぁ。
「ジアは最近あの男ばかりみているな」
そういってくるのはレントンさんと入れ替わりで来たカラハナさん。ちゃらちゃらしてそうだけど、少し影のある男の人。この人もなかなかのイケメンだけど、レントンさんの方が私は好き。
「だぁってすっごくかわ…、かっこいいじゃない!」
「……可愛いかぁ?」
しっかり可愛いと言いかけたのを聞かれたわ。
でもだってレントンさん、私より細くて、顔立ちも二重がすごくはっきりくっきりで、お鼻は低いけどでもそこも可愛いわ。あぁお化粧してみたい。それになんと言ってもあの身長!
私よりは大きいけれど、男の人にしては小さい方。
他の男の人だと首が痛くなる程見上げるけど、レントンさんは目線が同じくらい。
同じ目線になるのはカウンターが少し上がってるからってのもあるんだけどね。
「で、ジアは告白するの?」
店内のお花を見ながらカラハナさんは天気はどう?という感じで聞いてくる!
乙女心がわからないのかしら!
「まだ、お声をかけたことがないのよ…」
「そっかー、でもきっとジアなら上手くいくよ。で、いつものよろしく!」
「そうだと嬉しいけど。あっ、今日ポップが入っ…」
「ホップはだめ」
カラハナさんも毎日大きな花束を作ってくれる。
新しいお花が入ったら必ず「ほしい!!」って言うのに今日は食いぎみで拒否された。
「わ、わかったわ」
驚いたけど、でも人によって苦手な花とかあるものね。仕方ないわ。
カラハナさんは青いバラと白い小さなお花を入れるのが好き。凛とした大きくてキレイな花束を白いリボンで包む。うん、キレイだわ。
出来た花束を見せると少し傷ついたような顔をして受けとるの。それも一瞬だけど。
「うん、いつみても綺麗だ。それに香りもいい。ありがとう」
じゃ、またねー!とカラハナさんは手をふって出ていった。
よく喋るカラハナさんが行ってしまうと途端にお店は静かになる。
「さて、と」
一言自分に気合いを入れ、明日の準備に取りかかる。
明後日はハロウィンだ。明日の夕方からプーカの妖精に扮した街の大人があちこちでお菓子を配るので、子ども達はより一層良い子になる。
このお店でもお菓子を配る予定だ。
小さなお花のブーケを添えて、訪れる子ども達に渡していく。
「…わぁぁぁぁぁぁぁぁ」
賑やかな子どもの声に混じって聞き覚えのある声が叫びながら近づいてくる。
あまりにも気になってお店の外に出るとすごい勢いで走ってくる男女の影が。
走ってくる、というか女性が男性を引っ張って無理やり走ってるような…。
「レ、レントンさん?!」
「あっフリージアさ…」
店の前をすごい勢いで駆け抜けていく二人。
あたしに気づいてレントンさんが一瞬呼び掛ける。
わぁ、名前知ってくれていたの?!どうしたんですか?聞く前にすでに遠く彼方に消え行くレントンさんと、謎の女性。
「今の誰!!?」
一瞬見えた女の人。青いスカートにピンクのシャツ、長い髪をたなびかせて小脇にレントンさんをかかえながらとんでもない速さで駆け抜けていった、見たことのないキレイな人。たぶん痩せれば相当に。
「なん、だったんだろう……」
見えなくなった人影を追いながら、ポツリとつぶやく。
連れ去られていたのが気になるので、明日レントンさんに聞いてみよう。
また午後三時には来てくれるはずだもの。
「さて、私はハロウィンの準備を終わらせてしまおうかな!」
 
 
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ってわけで完結しなかった。続くわ。なんだってこんなに文才がないんだ。でも書きたいから書くわ。悔しいわ。
 
何度も言うけどこのモデルはべすです。そうべす。
懐かしい写真だこと。
どうしてもべすもこの世界に居て欲しくて勝手に登場させました。びっくり~(笑)
 
どんな頻度でかけるのか、完結できるのか謎ですけども
気が済むまではかくつもりですー。
 
ってことで今日はここまで!
くろでした。まったね~