ノートルダムゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!燃えて、しまいましたね(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)

ガーゴイル達が……うぅ……
アベマリア歌うやつがこう、胸にくるものがあります。日本じゃなんになるんだ、君が代か、般若心経か。怖いな。


はい、こんにちはくろです。


先日のオンリーロンリーサクラ撮影会。楽しかったー。
まだ完成してないのでまた完成したら載せよっ。
とりあえず不審者ルックのせておこう。
これめっちゃ二重すぎて笑ってしまった。




ってことで今日はフリージアさんのお話。
遅筆すぎて、すぎて………!
前回のお話覚えてます?
くろはねぇー、細かく覚えてないんです(作者とは)

そんなこんなであと一回で終われそうです。
幸せになってね。
ってことで幸せになる前の助走。
プリニティがいい仕事してますね。

***-***

10月31日
勇気の行方


まとめてもった覚悟はそっとお菓子の群れに隠して温かいお茶を持って二人の元へ戻る。
「お待たせしました!カモミールティーなんですが、飲めますか?」
「あたちは飲めるわ!」
プリニティさんがさっそくカップへ手を伸ばす。
「俺も、飲めます」
レントンさんもカップへ手を伸ばす。そのまま飲もうとカップに口を付けたとき、プリニティさんが叫んだ。
「レンットーン!!」
そのままじっとレントンさんを見つめる。
「……ああ」
小さく言うとコツンとお互いのカップをあてがう。
(プリニティさんがぶつけにいったのをレントンさんがかわしたようにも見えたけど)
それぞれ一口飲み小さく笑う。
「うふふ、おいちい」
ニコニコ首を左右に振りながら幸せそうに飲むプリニティさん。
「本当に…、ホッとする味ですね」
笑いきれていないその笑顔がチクリと刺さる。
でもカモミールは今のレントンさんに必要な花言葉を持っている。
「実は…」
「カモミールは苦難の中の力って花言葉なのよ!」
「あたしのセリフぅぅぅぅ!!!!」
思いがけずさくっとプリニティさんがカモミールの花言葉を答えふてくされる。
「あたちの知識は宇宙より広大で、生命より謎めいているのよ!」
「なにそれ聞いてない!」
「私のはかしき加減に恐れ戦くといいわ!」
「博識のことかしら?!」
「そうとも言うかもちれないわね!」
「そうとしか言わないよ!」
二人でギャーギャーと言い合っているとクツクツと笑う声が聞こえた。
見るとレントンさんが小刻みに震えながら笑っている。
その笑いは次第に大きくなりあははと声が出る。
プリニティさんも一緒に笑いだし、私もつられて笑いだす。
一頻り笑い、いつしかレントンさんは笑いながら、泣いていた。
「すみません、あははでも、どっちも止まらないんです。俺バカみたいだなぁ」
「ずっと、怖かったんです。昨日までは普通に話していた大切な人がいなくなってしまって。俺が俺じゃなくなったような気がして、俺だけ生きてるのが不思議で」
でも。と涙を拭う。
「こうして笑ってられる。笑ってて大丈夫だと、教えてくれる」
レントンさんは立ちあがり深くお辞儀をした。
「貴女が毎日ぴったりの花束を作ってくれたから、僕は彼女を最期まで大切に出来た。貴女が笑ってくれていたから、彼女は最期まで……俺の親友だった。本当にありがとう。彼女を彼女として認めてくれていた」
「あ!」
自分でも驚く程の大きな声に思わず口を押さえる。
深呼吸をしてもう一度。
「当たり前のことをしただけです!だって、彼女はとてもステキでした。羨ましいくらいに。ずっと昔にクララさんもここに花束を買いにきたんです。その時、私初めて作る花束で、すごくいびつだったのにお父さんのと取り替えると言っても大丈夫、これがとてもステキ。今度は私に作ってもらおうって言ってくださって。とても心根の優しいきれいな人だなって嬉しくなったんです。毎日レントンさんが花束を送る相手がクララさんだって知って羨ましかったし、納得しましたし、その、私もクララさんに花束を作れて嬉しかった!」
最後は叫ぶように泣きだす寸前のようにレントンさんに訴える。
レントンさんはくしゃっと笑顔になると一粒涙をこぼしながらポツリと言った。
「ありがとう」
二人で小さく笑いながら机に視線を落とす。そして。
「ない」
驚きすぎて目を見開く。こんもりと積んであったお菓子がもうほとんどなくなっている。
「えへへへへ」
もぐもぐとほとんどを平らげたプリニティさんが笑う。
レントンさん仕様のは!!妖精はこの際いいわ、煙突は?!
「探してるものはこれかちら?」
探偵が犯人に証拠を見せつけるように煙突のクッキーを差し出す。思わずグワシと掴みにかかるが華麗に避けられる。
「私のクッキーィィィ!」
いや違う。私のじゃない。私のだけど私のじゃない!!
「いいえ、これはちみのじゃない。これはレントンのよ!」
クルクルとバレリーナさながら回転しつつズビシッと音がするほどの速さで、正確かつ的確にレントンさんの口へクッキーを突き刺す。
「ひゃぁぁぁぁぁー!」
一連の流れが早すぎて止めようもなかったクッキーが見事レントンさんの口へ入っていく。
もぐもぐと何事もなく食べるレントンさんに泣きたいんだか笑いたいんだかと困った顔になる。
「………すみません」
レントンさんもまた困った顔になりながらもぐもぐと食べていた。
「残念ね!とってもおいちいわ!」
そしてプリニティさんは最後の一欠片を食べきった。食べきった?本当に妖精食べられちゃった。
少し残念で口をパクパクしているとそっと手に包み紙がのせられる。
「そのおいちいクッキーで伝えたいことがあるんでしょう?」
そこには私がそっと隠したはずの勇気が、ベコニアの花と一緒にのっていた。


***-***


プリニティが勝手しすぎてやばいです。
ちょっとこっちきなさい、よくやった。

はーい、なかなかおわらんねぇぇぇぇー!
自分でもびっくりしてるから許してあげて。誰に対して言ってるねんな。過去と未来の自分や。


セルフつっこみしたところで
今日はここまで。

キャラの話ができるっていいなぁ。
キャラの、話しないとね。

あと、また、ね。やられねば。

それじゃまったねー!
くろでした!