11月末に娘が急に発熱しました。
38度・39度と熱が上がり、小児科に連れて行くと、保育園でも流行っている手足口病?ではないかということと、
耳も片耳は中耳炎になっていてこれによる発熱?ではという診断でした。
その日はお薬をもらって
【両目の充血】が気になるからとお医者様は
アデノウイルス・溶連菌の検査をして下さいました。
高熱・目の充血でまず疑われるウイルスや菌です。
しかし、これは陰性でした。
とりあえず、手足口病なら抗生剤を飲ませたらすぐに熱は引くから、と診断して頂いて帰宅しました。
それから翌日になり、熱は一向に下がらず、40度近くまで上がりました。
目の充血はさらに濃くなり、唇の赤み、腫れぼったくなり、舌は真っ赤でいちごの様。
少ーし足の硬直とむくみ、
首の触診をすると右に少し小さいしこりのようなものが、
これって・・・
目の充血があるにも関わらず、
アデノウイルスが陰性・・・
じゃあ、これってまさか・・・
で調べつくしてでてきたのが
川崎病です。
川崎病は50年以上前に小児科医の川崎富作先生が最初に発見した今も未だ原因不明の病気です。
全世界共通でkawasaki diseaseと言われています。
私も鍼灸学生時代に教科書の中でその名前をみて
「ふーーん」
くらいにしか思っていませんでしたが、
4歳以下の乳幼児に多く、全身の血管に炎症がおきていろいろな症状がでます。
この病気が何十年も前から注目されたのは、
小児疾患では、典型的な症状がでることと、日常的な遭遇の確率もわりと高めで、早期発見での早期治療を逃してしまうと心筋梗塞による突然死をする恐れがある病気だからと記載されていました。
川崎病の代表的症状は
・発熱(高熱が下がらず5日間以上)
・両目、白目の充血
・唇や舌が赤くなりイチゴのようになる
・まばらな発疹
・手足が赤く腫れる
・首のリンパ節が腫れる
そして
・BCG跡が赤く腫れる
娘のBCGの跡はわかりやすく腫れていたので、
素人の私でもすぐに分かりました。
これがでていたらほぼほぼ川崎病で確定とのこと。
上記の主な症状のうち、5症状以上でていれば川崎病確定です。
ただ、上記の5以上の症状が出ていなくても【不全型】の川崎病という場合も中にはあるようです。
個人的にBCG接種跡の赤みを見たとき
「あぁーーー」
となりました。
いつもお世話になっている小児科の先生も
「お母さんよく見つけましたね。というか調べはりましたね。」
「紹介状書きますわ。」
と、すぐに大きな病院への紹介状を書いて下さいました。
「この病気は発症して9日以内に治療を開始すれば絶対大丈夫だから!!!
みんな治ってきているから大丈夫だよ。」
と、励まして下さいました。
紹介状をもって大きな病院に向かうタクシーの中で
「しんどいけど、大丈夫だからねー。」
「絶対治るから」
と、次女に声をかけていました。
つづく。