小児科の先生の紹介で、大きな病院へ到着。
そして、紹介状を持っているからと言って侮ってはいけないのが、大きい病院になると、
【命に関わるほど今がもう危険】
じゃないとすぐに診察の順番がこないということ。
次女は生後1ヶ月の頃にRSウイルスにかかり、鼻呼吸しかできない新生児が鼻水に溺れ、パルスオキシメーターで測定する酸素飽和度が75の大変な状態でした。
(当時の写真)
当時、年末で近くの大きな病院がどこも満床。
遠くの病院しか病室の空きがなく
紹介状を書いてもらい家族4人で急いで向かいました。
ギリギリコロナ禍ではなかったのですが、インフルエンザも流行っていたので、当時2歳のピノコのことも心配で、目の前のチコは呼吸もできているのか怪しい状態。
18時半ごろに到着して、もろもろ検査をうけて、やっと病室に入れた時には日付が変わる直前でした。
(生きた心地がしませんでした)
2年前の経験から、
あんまりすぐ診てもらえないよねー。
と、少し気持ち的余裕もあり、
チコも高熱のあまり眠ってくれていたので
ゆっくり待っていました。
今回は1時間もたたないうちに
「ふでやすさーーん」
と、診察によんで頂けました。
紹介状と川崎病の症状のこと
いつから熱がでていて
食事や水分のことなど
先生が細かく聞いて下さり、
点滴や採血をして下さいました。
(点滴や採血の時は親は部屋をでます)
診察室から看護師さんが子供を連れて出てきて下さり、採血の結果を待ちます。
(これがだいたい1時間ほど)
点滴をしていると、
少し熱が40度手前から38度台に戻り
「これ、なに??」「ここは?」「ねぇねは?」
と、声を出して話してくれるようになりました。
(高熱の時は相槌くらい)
少し水分を取らせて、血液検査の結果を待ちます。
そして1時間後・・・
担当の先生がとても丁寧で親切な方で
細かく検査結果を伝えてくださいました。
まず
【CRP】これは体の中での炎症反応の値を示します。
これが0.14以下なら正常ですが
チコの場合は【8.78】
白血球正常値33-86→【137】
他にも肝機能や食事が全くとれなかったのでケトン体数値も正常2桁値が4桁になっていました。
川崎病と診断されたからと言ってすぐに治療法としてはポピュラーな免疫グロブリン療法をしてもらえるわけではないことも説明してくださいました。
川崎病は5日間高熱がでて、その時マックスの炎症状態の時に、その療法をしたほうが比較的治療効果が高まるという説明でした。
チコは川崎病と診断したとして、発病から3日目。今の状態で免疫グロブリン療法をしても、もしかしたらぶり返すかもしれないとのことで。
残り2日間は高熱との戦いが続くことになります。
病院についたのは17:30頃。
診察、検査にもろもろの手続きを終えて
病室に入ったのは21:30頃でした。
そして、ここから夜の戦争が始まります。
つづく。