18歳からの格差論 | こころと体を整える

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ふとしたことから、座禅、瞑想、ヨーガに取り組むようになりました。
そんなマインドフルの実践を試みる日々のことを綴っていきます。

久々に生き方をガラッと変えるようなインパクトのある本に出会いました。

 

「18歳からの格差論」 井手英策著 です。

 

 

著者の主張は、増税により、誰もが必要とする社会サービスを公共サービスとして提供せよ、です。日本は、公共サービスが少ない国なのだそうです。そういう印象なかったのですが。。どちらかというと社会主義国家的に、経済的な平等を公共的に維持している社会なのではないかという印象を持っていました。

しかし、実際はそうではなくて、教育、老後の生活などの費用負担の大きいものについて、日本では自己責任の部分が大きく、そのことが富裕層、中間層、困窮層の対立関係を生み出し、政治的な閉塞状態を生み出しているということが、この本で語られています。

 

確かに自分の生活を見てもそうだと思います。

会社を辞めたら、子供の教育への費用が賄えないため、現在の仕事を続けざるを得ません。これが、子供への教育費がゼロに近ければ、現在の会社でなくとも、よりよい生き方ができる仕事を選択できるのではないかと思います。

 

これまでは、会社や政治に頼らない生き方について考えてきましたが、井手先生の言われるような国の制度が整備されていけば、本当に生きたい生き方を、大きなリスクなしにみんがができるようになるのではないかと思います。

 

これまでは、藤巻健司氏の財政破綻論前提に、経済生活を考えていましたが、今後は井手先生の公共サービス論が実現する世の中を前提に、生活プランを考えて行きたいと思います。(実際の政治がどう動いて行くかをもちろん見極めていく必要はありますが。。)