初のブログ記事で最初に言いたい事は



まずは検診に行ってください。

ということです。



もう一度いいますよ。




自己判断で教材に手を出す前に検診に行ってくださいね。


もともと重大な病気や治らないステージの病期だったら元も子もないからです。


残念ながら検診に行っていなかったために
発見してあげられなかった病気もたくさん経験しました。


まずは特に問題になる疾患が無いことを確認してください。




僕は産婦人科が専門なので子宮がん検診を例にとりますが、



残念なことに検診受診率が先進国でも最低ランクなのです。


日本の医療保障はとても手厚く、
皆が平等に受けることのできる医療レベルは
世界トップクラスなのに受診率が最低ランクなのです。


この事実はほんとーに悲しいことです。



特に子宮がん検診(頚癌)について言うと
進行が遅い例が多く、検査が簡便で、前がん病変も見つけやすい
検診に最も適した病気なのに受診率は低いんです。。



検診の費用はほとんどが各地方自治体からの補助です。
それなのになんで受診しないのでしょうか?



時間がない、面倒
・婦人科の診察ってなんか怖いし恥ずかしい
・まさか自分が子宮がんになるとは思っていない
・検査内容がよくわからない、結果もよくわからない
・万一がんと言われたらと考えると怖い



確かにわかるんです。


でも


癌になってからでは遅いんですよ。


支払いまで全て含めてもわずか数時間で検査は終わるので
是非少しの時間を自分の健康の為に使って下さい。


自分で払う費用は千円~三千円くらいです。


癌になる方たちはみな若いころに自分が癌になるとは夢にも思っていません。



婦人科の診察は怖いと思いますが
癌になってしまったらその何倍も診察を受けねばなりません。


またせっかく貴重な時間を使って検査を受けるのですから
それについては一応勉強しましょうね。


検査受けに来ても (?_?) 顔の方(自分から受診しにきたのにっ)

頸部異形成(前癌病変)と言われて
「私がんなんですか??生きれますか??」
と半狂乱になる方もいらっしゃいます。


前癌病変を見つけるための検査なのに・・・
前がんの状態で見つかれば子宮の出口だけ切る手術を受けて
95%以上が完治するし、手術すら要らないケースも沢山あるのに。


だから検診で異形成が見つかったとしたら最も意義のあることなんです。



何度も言いますが検診は大事です。
実際僕の妻にも婦人科検診をすすめたら卵巣嚢腫が見つかり
手術で治療をしています。



男子諸君も自分の彼女や奥さんには是非検診をすすめましょう(^^ゞ



少し話がそれましたが

もうひとつ


検診するからには見落としが無いように名医にかからなければ!
もっと良い病院を探しているので検診をまだうけていません。


なんて方いませんか?


そんなことないので今すぐに検診を受けて下さい。


検診の意義とは
簡単で、かつ正常と異常の間の患者も一緒にピックアップすることが目的です。



例えると細かい目の網で判断の微妙な人たちをごっそり取り上げる様なもの。
その人たちをさらに専門の先生が診察をするのです。


だから検診には名医は必要ないのです。
検診センターでも開業医さん、どこでもよいので
すぐにチケット持って受診してください。


ただし、一つだけアドバイスを




経膣超音波を一緒にやってくれる場所を選んで下さい。



なぜなら子宮頸部細胞診だけでは
卵巣の異常や筋腫等の子宮本体の異常が
分からないからです。(意外と知らない人多いです)



超音波先進国の日本において経膣超音波っていうのは世界に誇れる発明品です。
低侵襲にも関わらず得られる情報はかなり多いです。


だから

名医を探すより


超音波を一緒にやってくれる検診センターや病院を探しましょう。
電話すればすぐに確認でるはずですよ。



まず自分に明らかに病気が無いことを確認してから
日常で健康のためになにができるかを考えましょうね。


まとめ
・検診は本当に大事
・婦人科検診では名医より超音波が大事^_^;

生理について知りましょう(^^)/
-そもそも生理って何?

息抜きのコラムです
-スクワット