今後身体の事を考える上で『ホルモン』についての知識は欠かす事ができません。
難しい言葉なんですが是非この機会に覚えて下さいね(^^ゞ



女性ホルモン、成長ホルモン、環境ホルモン、合成ホルモン


色んなホルモンがありみなさんもしばしば耳にすると思います。



ホルモンってなんだ???


ウィキペディアで調べると


『動物の体内において、ある決まった
器官で合成・分泌され、体液(血液)を通して体内を循環し、別の決まった器官でその効果を発揮する生理活性物質のこと。』


(?_?)はあー


ですよね。


ホルモンを理解する上で覚えてほしい事は


『ホルモンは鍵、レセプター(受容体)という鍵穴と
一緒になることで色々な効果を発揮する』

という事です。
下にまた図を載せますね(何度も言いますが手作りです^_^;)




 






正しい鍵を入れるとドアが開くというアクションが起こることがわかりますね?
これこそがホルモンの役目です。


人間の身体にはものすごい種類の鍵(ホルモン)と鍵穴(レセプター)が存在します。
またある場所で作られたホルモンは血管に入り体中を駆け回りレセプターを探します。


また図で説明します。
こんなホルモンとレセプターがあるとします。








 ぴったり鍵と鍵穴があっていますね?
このホルモンが女性の子宮で沢山作られるとしますね。









沢山作られたホルモンは血管に入り全身にまわります。
(女性についてはツッコミ無しでお願いします。今後も何度も登場するかもしれません^_^;)







血管の周りには沢山の細胞があります。
細胞には色々なレセプターがありホルモンを待ち構えてます。



沢山のホルモンは自分に合うレセプターに
片っ端からどんどんくっついていきます。
鍵穴の違うレセプターは無視します。


これがホルモンの仕組みです。
図がかなり汚いですがわかっていただけたでしょうか?(若干不安です)


ホルモンには沢山の名前がありますが本質は一緒なんです。



卵巣や子宮にレセプターがあるものに女性ホルモン。
成長に関わる効果を発揮するのは成長ホルモン。
甲状腺で作られるのは甲状腺ホルモン。



名前は発見した人が好きにつけているので由来は様々ですが
それぞれ作られる場所や役割が異なるのですね。


今後ホルモンという言葉が出てきたら

作られる場所
作用する場所
効果

を必ずチェックするクセをつけましょうね(^^ゞ





ところで環境ホルモンや合成ホルモンってなんでしょうか?
なんとなく恐い名前ですよね?




実はホルモンはその性質上ある特徴があります。
なんと



形さえ合えば鍵として作用してしまうんです!


環境ホルモンとは、人工的に作ったもの(防腐剤やダイオキシン等)が
たまたま鍵として作用し人体に色んな影響を及ぼしてしまう物の事を言うんですね。




特に子孫を残す機能等に影響を与えやすいのでしっかり理解しましょうね。






鍵の形さえあればいいなんて、少しいい加減で迷惑な話だと思いますよね?
でもこれを利用したとてもいい面もあるんです。




病院でもらう薬というのは、
ほとんどこの知識を応用したものなんです。



わざと同じ形の鍵を作ることで足りないものを補ったり
他の鍵がくっつくのを防いだりします。(阻害するといいます。)
 


まさに西洋医学の進歩と言えますが
薬を扱う以上、内服する以上こんな知識も知っていないといけませんね(^^ゞ





きゅーさんが伝えたかった事
・自分の身体を知る上でホルモンを理解する事は超重要
・ホルモンのイメージは鍵と鍵穴
・ホルモンが出てきたら
 『作られる場所』『作用する場所』『作用』の
 3つをチェックする。





いつでもきゅーさんにメール下さいね。








過去記事
-そもそも生理って何?
-生理痛に対する鎮痛薬の使い方