藤ノ木優です

先日、一編の小説を書き終えました

 

小説書いている間って

他の作品を読んだりとか

映画をじっくりみたりとか

 

中々できません

 

自分の作品に自信が持てなくなって

筆が進まなくなってしまうのですタラー

 

でも、ついに書き上げて

開放感に溺れています

 

なので

この時期はインプットにあてたい

 

色々作品を

読んで、観て、聞いて

アップデートしたいと思います

 

感想など

ブログに綴って参りますので

どうぞよろしくお願いします

 

まずは

 

ミラベルと魔法だらけの家

下矢印下矢印下矢印

 
家族と観てきました

 

結論から言うと

大変素晴らしかった!

 

自分の中では

ディズニーで一番好きな

シュガーラッシュ

下矢印下矢印下矢印

 

に匹敵する面白さでした

(2は記憶から抹消しております

・・あしからず)

 

=====

以下ネタバレ!

=====

あらすじ、ざっくりと

 

マドリガル家の家族は

皆、魔法の力(ギフト)を授かる

その力は、村民を助けるために使われて

村は平和を保っていた

 

そんな中、

ただ一人ギフトを授からなかった

ミラベル

彼女が、魔法の家の歪みに気づいて・・

 

こんなお話です

 

感動した点は

一杯あるのだけど

 

個人的にドストライクだったのが

 

キャラクターの感情を主軸に置いたお話

 

だったこと

私も、感情軸で小説書きたいのです

 

物語と言っても、

何を主軸にするのか?

ってかなり大事なんです

 

壮大な冒険劇だったり

主人公にやたら癖があったり

完全なるヒーローだったり

愛やら憎しみだったり

 

そのテーマによって

舞台は決まるし

主人公の容姿や性格

サブキャラクターの人数などなど

 

私は、このお話から

相当の気概

を感じました

 

徹底的に

キャラクターの感情を軸にして

ストーリーを作るぞ!

 

だから、

これまでのディズニー作品と違って

冒険はほぼありません

 

一つの村

さらに言うと

ほぼ、家の中

で物語が完結します

 

壮大な冒険がない分

二時間の話のほとんどを占めるのが

 

ギフトを授かった者の

村での役割・責任

その裏で心に蝕む

葛藤・心の弱さ

 

これが

相当しっかりと描写してあるんです

 

だから、

 

キャラが立ってる

 

いわゆる

登場人物の個性

ですよね

 

 

この言葉って、

小説執筆で

誰しもがぶち当たる壁なんです

 

そもそも

人によって

キャラが立つ

の認識が違う

ようにも思える

 

特殊能力なのか

見た目のインパクトなのか

内面と外面のギャップなのか

壮絶な過去ベースなのか

 

色々解釈はあるのだけど

私が個人的に考えているのは

 

そのキャラには感情と考えがあって

キャラの行動原理から外れないこと

 

が、キャラが立つ必要条件なのかな

って思っております

 

今回の作品で言うと

超絶ギフトを有していても

行動原理がおかしければ

作品は崩壊する

のですが

 

見事に行動原理が保たれ

調和しています

 

各キャラの心理・感情を

きちんと深掘りしているから

 

なんですよね

ただね、これだけ沢山のキャラの

行動原理を不具合なく成立させているのには

一個カラクリがあって

 

家族に一貫させている

絶対条件があるのです

 

家族の能力は

村民のために使いなさいよ

 

そう、

利他性です

 

利他精神を基軸にしている

ここを絶対的に崩れない掟

にしているから、

キャラが多くても

作品が崩壊しないんですよね

 

利他精神ってのは

誰かのために自分の力を使う

ってことです

逆は利己精神

 

マドリガル家の家族達

利己的に行動している人が

一人もいない

 

いい人ばっかり

 

しかしそれでも

利他性の中で利己性は自然に発生するし

それが、見えない歪みになるんだよ

 

そんなテーマです

 

さて、

利他性を自然に感じやすい集団といえば

やっぱり家族です

 

家族のためなら何かをしよう

その延長で

家族の知り合い

同じ地域に住む人

 

余裕があれば

利他精神はどんどんと広がっていくのですね

 

さて、

超人能力を持って

他人のために力を発揮する家族集団

 

その中で

なんのギフトも持たない

ミラベルさん

 

彼女だからこそ

利他精神で組み上げられた

強固な建物の歪みを

見つけることができた

 

そんなお話です

 

文字に起こすと

このカラクリの良さを

十分に伝え切れている自信が

途端になくなるのですが

 

利己キャラを入れないことで

これだけ作品に深みが出るんだ

 

ってとても感動しました

 

文字数足りませんね

急遽、後編にも続きます