前回長くなったので
続きを・・
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ネタバレ注意!
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前回、
この物語は
感情を基軸にしているので
それぞれのキャラが立ってる
という話をしました
それを
圧倒的に支えているのが
映像技術
です
ディズニーの3D作品は
作品を経るごとに
映像の美しさが
どんどんと向上しているのは
周知の事実ですが
今回
何が驚いたって
キャラの表情すごすぎ
なんですよ
ただ
喜怒哀楽
の表情パターンだけではなく
それこそ
一流役者さんが演じているような
微妙な表情の変化
をアニメーションで
完璧に表現しています
もう
3Dアニメーションは
ディズニー独走状態です
いつかのディズニー映画レビューでも書いたけど
ディズニー強いです
様々なチームを作って
切磋琢磨して
3Dアニメーションのデータベースは
日々蓄積され続けて
毎作品、新たな挑戦をしている
日本のアニメーションとは
差が開くばかりで悲しい
日本は、未だ
一人の監督の才能次第
それだけで勝負している部分が
あるからね
さらに、ジブリ・・
今更3Dアニメーション
はじめてどうする?
観てないんだけど
レビュー見ると散々な様子で・・
まあいいや
もう一つ
私、最初にCM見たとき
マドリガル家の子供が
ギフトを授かるのは
先祖代々、
ずーっと続いているんだと思ってた
実は本編を観ると
ギフトを授かり始めて
たった50年のお話なんですね
なぜ、50年の設定なのか?
考察するのが
大変面白かったです
いわゆる
お婆さんの代から
はじまった儀式と能力
なんです
意外と短い
たった50年続いた
異色の設定が
ミラベルの登場で
ガラガラと崩れていきます
前回記事でも話した通り
彼らの能力は
利他的に使うもの
それぞれのキャラが
家族のため
村人のため
一生懸命ギフトを使ってくうちに
段々と心に無理が生じて
いよいよガラガラと崩れるのが
50年後だった
実は私
この50年周期ってのを
最近すごく実感したのですよ
昔からこんな言葉があります
会社は3代目が潰す
これは
税金の絡みもあるのですが
新しい形を模索しないと
3代目、50年で会社が潰れるよ
って話
それに
私の住んでる地域
手賀沼という超絶汚い沼
がありますが
昔は綺麗だった
1970年くらいに
一気に環境汚染が進みました
経済発展とベッドタウン化のため
自然を捨てて
経済発展を望んだのです
街は一時、全国納税額
トップ10まで反映しましたが
現在は高齢化が爆進し
少子化が進み
経済的にも衰退しつつあります
やはりこれも50年
他にも
産科の話になると
病院出産が劇的に増えたのが
1960−70年くらい
そこから
産科取扱施設が激増しますが
これもまた
50年して、方針の転換を迫られています
そうなんですよ・・
自身が40年ほど生きてきて
ようやく実感するようになりました
50年って
環境が激変して
転換を迫られる時期
なんです
同じ理念
同じ方法
を貫き通そうとすると
必ずどこかに歪みができます
この映画の制作者が
なにをもって50年の物語にしたのかは
知る由もありませんが
なんとなく
利他性で繋ぎ止めた集団も
50年の区切りで
新しい価値観を見直さないといけませんよ
そんなことを訴えているように思います
では、また
色々レビューしていきます
きゅーさん@産婦人科医のmy Pick