今更ですが

半沢直樹を読みました

下矢印下矢印下矢印

 

ドラマは全部見ていたので

後から原作小説を読むのもなあ

って思っていたのですが

 

面白かったです

 

出演陣の印象が強すぎて

読みながら演者の顔が浮かぶのですが

 

なんというか

銀行の内情とか

登場人物の心理描写とかが

より詳しく書かれていて

 

ドラマとは違った面白さがありました

 

それにしても半沢

原作以上にキレやすいし

反骨精神がすごい 笑

 

さて、

原作者の池井戸潤さんは

言わずと知れた

元銀行員

バブル期のバンカーですね

 

だからこそ、

その世界の異質性や

銀行業界の凋落やその過程の精神構造が

詳しく描写されているのですが

 

読んでて思ったのが

 

医者の世界に通じるものがある・・

 

ってことでした

 

高学歴故の選民意識の高さや

大きな看板の下で仕事しているのを

自身の実力と勘違いして

独立して失敗する人が多かったり

 

それになにより

銀行の権威が落ちていった過程が

少し未来の医療業界を

そのまま書き表しているようで

すごく興味深かった

 

バブル時代

銀行は国に守られ

景気が良かったからこそ

経営が苦しい会社にも

善意のもとに金をじゃんじゃん貸していた

 

バブル崩壊によって

数々の会社が潰れる中

銀行は手を差し伸べるのをあっさりとやめ

それどころか

銀行そのものが国から見放されて

潰れ始めた

 

日本の医療業界も似ています

国民皆保険の限界が見えていることも

それに気づかず

中の人たちの常識が

社会と乖離しているところも

 

金が直接的に関わっているだけに

銀行の凋落の方が多少早かったですが

医療業界の未来も似たようなもんだな

 

なんて思いました

 

続きも読もうと思っております