前記事

下矢印下矢印下矢印

 
例によって
前置きで終わってしまいました
 
さて、
小説家の私がいま
読書感想文を書けと言われたら・・
 
そんなことを想像しました
 
ズバリ
英語的・科学論文的に書きます
 
日本語って
結論が最後に来るからややこしい
 
ここは英語っぽく
結論→なぜなら〇〇
って繋げた方が書く方も
読む方も圧倒的に楽だよ
 
もう最初の一文を決めちゃおう
 
だけど、
この小説を読んで面白かったと思いました
つまらなかったと思いました
だけだと具体性に欠けるから
 
キャラか場面
どこかを拾い上げちゃう
 
・主人公の母親を好きになれませんでした
・途中で出てきた友人が気になりました
・主人公が手を出した場面には共感できなかった
・悪役がとにかく憎かった
 
主文はこれでオッケー
あらすじ書くよりも
断然とっかかりが面白い
 
結論が決まったら
次にくる接続詞は
ほぼ決まっています
 
「なぜなら」
 
科学でも
勉強でも
感想でも
 
なぜを自ら見つけて
探求することが非常に大事
 
逆説的にいうと
この「なぜ」を見つけることができれば
勝ったも同然です
 
でも、このなぜを見つけるのは
慣れてないと意外と難しい
技術論を言うと
「なぜ」の範囲をうまく広げることができる人が
様々な分野でプロフェッショナルとして
成果を残しております
 
さて、
ここで、「なぜ」を見つけるコツを・・
 
自分の世界を引っ張り出すんです
 
自分の世界と小説をすり合わせて
同じところと違うところを
探していくわけです
 
家庭環境だったり
歴史背景だったり
宗教だったり
実はいじめの延長線の話だったり
 
自分が小説を読んで
違和感があったり
共感できたり・できなかったり
それは、自身が生きてきた背景が
必ず関連しているはず
 
だから、
感想文に自分の環境のことを引き合いに出して
なぜならを繋げてもいいんです
 
なぜなら、
私はこれまで食に困ったことがなかったから
戦争はテレビの中でしか知らなかったから
 

などなど

ついでに結論が

共感よりだったら、反対の意見

反対だったら、小さな共感

をさらに加えられれば、より感想に深みが出る

 

でも、そこまでしなくてもオッケー

 

なぜなら、で浮かび上がってきた

自分の世界と乖離する部分

同じ部分

 

それが明確になったら

それについて調べてみましょう

 

ネットがあるから

この辺はサクッと調べられる

自分の勉強になり

かつ

感想文に深みもでる

 

背景について調べて

自分で噛み砕いて

それを要約する

 

ここまでで、

大分文字数も増えてきているはずだから

最後はそこまでの文章を

自分で改めて読み直して

 

自分の感想文をまとめて

最後に心の中にある感情を書き記して締める

 

こんな感じでどうでしょうかね?

テンプレで宿題をこなすよりも

きっと面白いはずなので

ぜひトライしてみてください

では