お久しぶりです

すっかり更新をさぼっていた間に

世間は冬になってしまいました

 

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

実は先日

あしたの名医の重版が決まりました!

 

これで4刷です

もはや異次元の勢いで

驚いております

 

さてさて

今回のメインテーマは・・

下矢印下矢印下矢印

こちらですよ

セクシー田中さん

 

久しぶりに激ハマりしているドラマで

毎週日曜日がまちどおしい

 

昼は地味な事務員の田中さんが

夜は素敵なベリーダンサーで

 

とうあらすじです

これだけ聞くと

返信キャラものの勧善懲悪系のドラマかな?

なんておもいつつ

視聴をはじめたのですが

 

実際には極上の人間ドラマだったんです

 

それぞれが悩みをかかえ

それぞれのキャラと関わることで

成長していく

 

そんな話

 

ざっくりと分類すると

多様性を巡る話なのですが

 

完全に新しい形のドラマになっています

 

いわゆる

ジェンダーとかポリコレといったストーリーは

一時アメリカ的な筋のものが日本にも増えてきて

個人的にはちょっとウンザリしていたんです

 

あれは駄目

その考えを持たないのはおかしい

あなたは違う

私は正しい

 

そんな主張を

古い考え方の画一的なキャラを仕立て上げて

対立構造から新しい考えを認めさせる

 

そんな話ばっかりで

全然現実的じゃないなと

ずっと思っていたんです

 

多様性って、本来もっとぼんやりとした思想じゃないの?

まあそういう人もいるよね

って相手のパーソナリティーを認めるのが

多様性で、そもそも日本には

そういう思想が元々あったと思うのに

それがなかった海外で無理やり発生した

強引な思考方法が変に輸入されているな

なんて思っていたわけですが

 

セクシー田中さんは

日本的な多様性のあり方を表現しつつ

さらに一歩踏み出した作品だな

と思います

 

登場人物が全員

自分が正しいとは思っていないんだけど

自身の考えはきちんと主張しつつ

相手の良さを認めて、憧れて、許容する

 

今までの日本ドラマと

ちょっと違うと思ったのは

いい意味でも悪い意味でも

奥ゆかしかったキャラ造形から

言いたいことははっきり言う

という最近のキャラ造形に進化しているなってこと

 

水曜ドラマ こたつがない家

も同じような印象を受けたのですが

 

アメリカ的なポリコレから脱却して

新しい日本のドラマのあり方を

見せてくれてるのかなって感じております

 

キャラの造形が上手いですね

 

初手のセリフでは

いわゆる古風な、画一的なセリフ

女性軽視やチャラいキャラ、遊び人、陰キャなど

キャラ付けをするためのセリフではあるのですが

それを見た時

あ、またこの手の話か・・

と構えたのですが

そう言うキャラたちがこの世の中にはそもそもいるんだよ

という常識を、登場人物たちがみな持っていて

じゃあその一歩先、というのを見せてくれるので

ただの悪キャラというのが一人もいない

全員、どこか好きになる要素がある

1−2話で、あっという間にキャラを確立させる手腕の高さが光りました

 

久しぶりにいいドラマに出会っていて

ワクワクしております

 

未視聴の方は、いまからでも是非!