LYB豚
わたくし、生意気にもブログなんぞ始めてしまいましたが、つい半年前まではパソコンに触ったことすらありませんでした。
「ダブルクリックって何?」とか言ってました(笑)
さて、今回はビストロ料理の4番バッター、豚についてのお話しを。
豚というとビストロでは最もポピュラーな食材で、頭の先から足の先まで余すとこ無くすべて食べ尽くします。もちろん内臓も、血だって美味しい料理に化けます。
そして僕がこだわっている豚が、広大な富士裾野の朝霧高原でのびのび放牧飼育されたLYB豚です。
これ、ダジャレじゃないです。L(ランドレース)・Y(ヨークシャー)・B(バークシャー)という三種の交配種です。頭文字を取ってるいび豚、やっぱりダジャレでした。
でも、旨いんです!
どう旨いかなんて,そんな野暮なことは書きません。一度食べてみて下さい、びっくりしますよ。
ル・ビストロでもLYB豚は一頭丸々仕入れています。それを解体して、それぞれの部位に合った料理に生まれ変わります。
350gもある骨付きロースは豪快に炭火焼きに。
肩ロースは岩塩包み焼き。
香草でマリネしたバラ肉は炭火で焼いて、ハチミツのソースでからめます。付け合わせはシンプルにレンズ豆だけ。いいですね~こういうのが、シンプルだけどフランスっぽいですよね。
前足や首肉やバラ肉で、パテやリエットやソーセージ、ベーコンなどのシャルキュトリー(豚肉加工食品)を作ります。
このソーセージやベーコンを使って、アルザス地方の郷土料理シュークルートが生まれるのです。
豚足だってカスレの白インゲン豆を煮込むのにかかせません。
まだまだ内臓料理やらローストやら煮込みやら、たくさんあるのに・・・
う~ん、書き切れない。
ようするに、豚肉料理は奥が深いのです。