アンニョンハセヨ。
この前実家に行ってきた時お花を買って来ました。
まだ蕾が綻びていない小さい植木鉢です。
部隊に持ち帰ったら皆んな目が真ん丸になって
それどうした?ときいてくるので
育てる!と一喝。
自分のベットの横に置きました。
部隊での部屋は十人が一緒に暮らす大部屋で
自分の空間と言えるのはシングルベットとタンスがある一帖くらいのスペース。
それがずらっと並んでる形の大部屋。
さすがに軍隊だからこそ,
生命の気運とか春の香りを感じられない殺風景とも言えるのです。
だから何か心を満たしてくれる何が欲しかったかもです。
そこに小さい植木鉢に花の蕾は春の香りを,心の余裕を漂わせてくれました。
一帖の自分の空間にできた命(花)一輪。
僕には幾つかの宝物があります。
もうベットに下にギッシリと詰まってある数百冊の本(置く場所なくベットの下に、笑)。
その時その時浮かんだ随想を綴ったノート何冊。
いくつかの楽譜。
そしてタンスの引き出しに置いてある皆さんからの励ましの手紙。
そこに命一輪が加わりました。
埃と筋肉イメージの軍人とあんまりそぐわない宝物ですが、この物が僕の素顔を表してくれるかもです。
なんだか満ち足りてるような気がします。
みなさん、
空を眺めていますか?
離れていても空は繋がっています。
同じ空の下で暮らしています。
後,252日
もう少し…もう少し。