2週間後に初めての「ジュニア片づけ脳力®検定」が大阪と東京で実施されます。
2008年の協会設立時よりビジョンのひとつとして掲げられていた
「学校教育にライフオーガナイズの概念と手法を普及していく」ための活動で、
2014年1月からの準備期間を経て同年8月1日に始動したプロジェクト、
旧名称:JALO in スクールプロジェクトの一環で、今年のJALO設立10周年を記念し、JALOスクールプロジェクト2018として活動をリニューアル。
新に開始した片づけ脳力®検定事業のジュニア部門として誕生したプログラムです。
2015年2月に「小学生のための楽しいかたづけ」を出版、
片づけをテーマとした夏休みの自由研究課題をするための専用サイトの開設・ワークショップの開催、片づけ大賞こども部門
の新設といった活動を行ってきましたがさらに、
「知る・わかる」から「できる・習慣として身につく」までを支援するために実用的な検定制度を構築するに至りました。
片づけ脳力®検定の理念は、
『片づけ脳力を育み 人生を整える力を身につける』
大きなストレスを感じることなく自分の暮らしを快適にするための日常行為として、片づけや整理収納をがんばらなくても自然にできる(=習慣となる)能力を「片づけ脳力」と定義しました。
具体的には、
1:自分にとって価値のあること・物を選び取る力
2:選び取った物を使いやすく戻しやすい場所に収める力
3:使った物を元の場所に戻すことを習慣化する力
4:必要としなくなった物を速やかに手放す力
5:自分と他者の価値観の違いを受け入れられる力
の5つの力がバランスよく身についた状態を指し、
「物と情報が過多な時代」に必要なライフスキルである「ライフオーガナイズ」の考え方のひとつです。
ライフオーガナイズとは、暮らしを最適化するための考え方であり、
「空間や暮らし、人生を俯瞰し仕組み化する・最適化する技術」
と日本ライフオーガナイザー協会が定義した言葉です。
思考の整理からはじめるコンサルティング型片づけのプロフェッショナル「ライフオーガナイザー」の行動指針であり、
よりよく生きるために必要な片づけという日常的な行為を通じて得られる、人生そのものを整える技術といえます。
一般的な片づけ・整理収納ノウハウとは異なり、
物と空間だけではなく「人」に着目し、
自分自身や家族をはじめとする周囲の人の思考と感情、行動と習慣、環境や関係性を最重要視、思考の整理からはじめる手法が特徴ですが、
片づけ脳力®検定によりもっと普及できればと考えています。
かるたで遊んだりマンガを読んだりしながら学ぶ楽しい講座です。
片づけ脳力®検定の受験には、時間を生み出す片づけ法を学び、実際に片づけるという行動にうつすこと、片づけられるようになることを重視したこの対策講座の受講が必須となります。
全国で続々と開催が計画されていますので、年末の大掃除前に親子で参加し片づけ脳力を鍛えていただきたいと思います。
日本は戦後70年以上経過し、住環境や個々の価値観、流通する物と情報の量も劇的に変化しています。
昔のように誰もが自己流で整理整頓ができるほど単純な世の中ではなく、
今や片づけは学校で学ぶ時代です。
片づけ脳力は、人生という限られた時間の中で、何に時間を使いたいのか、誰と一緒に過ごしたいのか、誰とどんな暮らしをしたいのかを考えることからスタートします。
片づけ脳力を育み、人生を整える力を身につけられる人を増やせるようがんばりたいと思います。