片づけ収納のプロを育成している

日本ライフオーガナイザー協会代表理事の

髙原真由美です。

 

4月2日の記事で、来週にも続きをアップしますと言いながら……。

 

他にも紹介したいポイントを知りたかった方、全然更新していないにもかかわらず、このブログをチェックしてくれていてありがとうございます。そして申し訳ありません。どうにもこうにも、ブログを後回しにしまくる習慣は変わらず…。

 

書くこと自体は好きなのですが、他のことを優先した結果、「2021 Get Organized Week! オンラインチャリティイベント」の告知やレポ記事のアップもできないまま…。なんだか「…」ばかりで歯切れが悪いですね。

 

イベントのレポは、協会ウェブサイトの公式ブログにて事務局スタッフが更新していますので、ぜひご覧ください。まもなく収支報告もさせていただく予定です。

 

【第1弾】5月20日開催「2021 Get Organized Week! オンラインチャリティイベント」無事終了しました!

 

【第2弾】5月30日開催「2021 Get Organized Week! オンラインチャリティイベント」無事終了しました!

 

 

 

意外と言われることが多いのですが、私は自己開示が苦手です。

 

表面的なことをあっけらかんと話したり、自分の意見ははっきり言いますが、自分の心の内や日々感じていることをさらけ出したり、弱い部分を見せるのが不得意で、できればカッコつけておきたい見栄っ張りなタイプです。

 

ブログという文章に記す場合も同じで、仕事のことや論理的に表現するものは書きやすいのですが、感情的な内容の場合、どうしても表現したいことが上手く書けず、うーーーん書けない!で、結局書かない、となってしまっています。

 

ライフオーガナイザーたちにはまずはブログの更新から!なんて言ってる立場なのに、なんてことはない。上記では、他のことを優先した結果、なんて書いていますが、実のところはそんなかんじです。

 

でも今日はどうしても書きたい、残しておきたい、と思ったんですね。

そのため、かなり苦労して書いています。

 

画像の真ん中にいるのは、大分県在住のライフオーガナイザー「あかりん」こと森田朱里さんです。彼女の告別式が、今ちょうど行われています。そろそろ終わる頃でしょうか。

 

この写真はちょうど3ヶ月前の4月20日のもの。

 

 

彼女は2017年にライフオーガナイザー1級資格を取得され、その後も専門分野の学びであるクローゼットオーガナイザー資格や片づけ脳力トレーナー資格を取得。

 

協会のエリアコミュニティである九州チャプターの活動にも積極的に参加されていた方なので、私もよく知っているライフオーガナイザーのひとりです。

 

よく、団体の代表者なんて会員一人ひとりのことなんて知らないでしょ、と言われがちなのですが、ライフオーガナイザーという仕事が核となったコミュニティなので、結構つながりが濃くなりやすいのでしょう。

 

会員とその会の代表者という関係ではなく、多くの場合は同じ職場の同僚だったり、友人に近いつながりといえるメンバーが、多くを占めているように感じています。

 

協会本部スタッフの渡辺奈都子さんのこのブログ記事にあるように、年齢的には熟女たちですが、女子大生(この表現は適切なのだろうか?)のようにワイワイ楽しめる仲間たちです。※リンク先ブログ記事の写真の面々は、全員ライフオーガナイザーで、かなりの確率で私も写真の中に存在しています。

 

 

もちろん、会ったこともなく、SNS等でも全く交流のないライフオーガナイザーだと、そこまでの親近感を感じるわけではありませんし、みんながみんな、ウェ〜イなノリの持ち主ではないでしょうし、ひとつの形という例ですが、いずれにしても私にとっては「ライフオーガナイザー=仲間」の図式は不動のものです。

 

この写真は、2019年1月に開催した九州チャプターメンバー向けセミナーのときの集合写真、前列向かって左から3番目が彼女、私は前列中央の白いジャケットの人です。夜には懇親会もあって、本当に楽しい会合でした。(2018年JALOカンファレンスのお祝い動画のお礼も、九チャプメンバーに直接伝えることができたし。)

 

あかりんはこの年、5月に開催された2019 Get Organized Week! チャリティイベントの九州チャプターイベントの実行委員をとつめてくれ、これから本格的に活動する!という意欲満々な時期だったと記憶しています。

 

でも。

 

そのチャリティイベントの3ヶ月後、脳腫瘍でも珍しい腫瘍である膠芽腫悪性腫瘍ステージⅣで倒れられ、大きな手術となりました。

 

その後、放射線治療等をおこないながら、その闘病生活やライフオーガナイザーとしての暮らしをブログでしっかり更新されていました。

 

そして闘病生活を続けながらも1年前にはなんと仕事に復帰!

 

同じ病気の人の役に立つためにブログも精力的に更新し、さらにできる範囲でということではありましたが、ライフオーガナイザーとしての活動も再開されて、すごいパワーの持ち主だなと尊敬の気持ちでいっぱいでした。

 

今年の1月。

娘さんのセンター試験の数日前に再発がわかり、再度の大きな手術。

 

手術後は医師から、ほとんど動けないでしょうと言われていたようですし、ご本人も退院できないかも、と不安を抱えており、ブログやSNSでもその気持ちを吐露されていました。

 

ですが、がんばってリハビリをし、車椅子生活ではありますが、4月に無事退院することができたのです。

 

車椅子生活がスムーズなようにと、ご家族が愛着のある大きな一戸建てを手放す決断をされ、駅前の便利だけどコンパクトなマンションに引っ越され、新たな生活がはじまりました。

 

コロナ禍ということで、行くことを躊躇いましたが、再入院時に「退院できれば絶対大分に会いに行くから!」と約束していたし、あかりんからも「すぐに会いたい!」と言ってもらえたので、PCR検査を受けて短い時間だけ会いに行くことにしました。

 

それが冒頭の写真です。

 

 

福岡には何度も行ったことがありますが、大分県は中学の修学旅行で別府温泉に行って以来で土地勘もないため、同じ大分県在住のライフオーガナイザーである「けーちゃん」こと大和恵子さんが訪問サポートをかってでてくれました。

写真左が、けーちゃんです。

 

当日、車椅子生活と聞いていたのに、私の訪問時には一人で歩いて玄関までお迎えしてくれるほど、回復されていてびっくり!さすががんばりやさん!と感動しましたが、お話を聞くと、やはり当たり前ですが抗癌剤治療はかなりつらいようでした。

 

それでも、自分にできることを、ということで少しでも快適に暮らせるようにと、ご家族とともにいろんな工夫を凝らし、暮らしに楽しみを見出す努力をされていました。

 

和菓子が好きということを聞いていたので、お土産としていくつか美味しい和菓子と、気分転換になるかな?と思い、協会設立当初から毎年2回会員向けに発行している会報の、あかりんが持っていないバックナンバーを持参しました。

 

会報創刊号に掲載されている私の当時の写真(これがまじで笑える一枚なんです…)をみて笑ったり、いろんな話に花を咲かせ、本当に楽しい時間となりました。

 

その話の中で、私が当日大分駅で食べた大分名物「とり天」を絶賛したことで、お会いした数日後、お土産のお礼として、あかりん「イチ推し」のとり天キットが送られてきました!!

 

それがこちら!

 

超簡単で、まじ美味しい!!!(語彙^^;)

こちらの商品のようです。

 

 

実際にはすぐに作りたかったのですが、隣に住む義父の入れ歯の不調等が重なり、せっかくなので、ということで入れ歯の入れ替えが完了した、訪問後から約1ヶ月後の5月22日に調理。

鶏肉はそんなに好まない夫が「大分のことを見直した!」(なんて上から目線)と大絶賛!!

 

こちらは当日の88歳の義父用の夕食。

むね肉がすごく柔らかく仕上がり、これならもっと早く作ってもよかったかも、と思わせる出来で、あかりんにもこの写真とともに「作りました」メールを送りました。

 

その後、5月末ころにブログ更新が途絶えたので気になっており、少し前に2回目のとり天を作ったので、そろそろ連絡してみようかなと思っていた矢先の先週土曜日。

 

亡くなられたと連絡がありました。

 

 

今日の告別式は近親者のみでの家族葬と伺っていますが、ご主人の了承のもと、けーちゃん他、近隣の親しいライフオーガナイザーが何名か参列してくれていると思います。私もこんな時期じゃなければ、せめてワクチンの摂取が完了していれば、迷わず駆けつけたかったです。

 

ご主人から、あかりんはライフオーガナイザーに、出会って、やりたいことに巡り会えて日々本当に楽しそうだったと、けーちゃん経由で伺いました。

 

 

 

あかりんだけじゃなく、今から6年前の2015年5月に、私が1級講座を担当した頃のライフオーガナイザー、神奈川県川崎市の堀越ゆりかさん、同じ年の9月には京都府舞鶴市の大庭綾乃さん、そして2018年6月には福井県越前市の石坪直美さん、と現役のライフオーガナイザーたちとお別れした経験があります。

 

みんな病気が原因で、あっという間のことで、ご本人もご家族も本当に無念だったと思います。でもみんな共通して、最後まで生ききっておられました。少なくとも、私が知りうる範囲では。

 

2013年12月には、協会の年に一度の大きなイベントであるJALOカンファレンスの開催2週間前に、招待していた米国のベテランオーガナイザーが亡くなる、ということもありました。すごくお世話になっていた方だったし、病気が原因ですがかなりの突然死的なこともあり、そのときも本当にダメージを受けました。

 

いずれももう一回会っておきたかった、と思う人ばかりで後悔が残っています。でも、あかりんには「今、会おう」と思ったときに会えたので、悲しい気持ちは変わりませんが、後悔はありません。

 

 

 

今回、このブログを書こうと強く思った理由は、ありきたりではありますが「今」のこの瞬間をもっと大事にしなければ、ということと。情報発信をし続けることってやはり大事だなと実感したからです。

 

あらためて自分に言い聞かせたい、そしてなかなか行動できていない人、発信できていない人にも伝えたいと思ったからです。

 

会いたい人、やりたいこと、学びたいこと、参加したい会合、セミナー、イベント、ライブ、舞台、なんでも同じ!そのうちまた、とか、時間ができれば、ではなく、その気持があるならそれは「今」行動しましょう。もちろん借金したり、人に迷惑かけるとかは論外なので、無理のない範囲で、が前提ですが。

 

そしてもうひとつ。情報発信は人とつながる手段だということ。

 

仕事だけではなく、人と人がつながるために、つながり続けるために、情報発信は非常に有効であること、とくにリアルに気軽に会えないこんな状況下では特にです。

 

あかりんがブログやSNSで発信をし続けたからこそ、私もこうやって見届けることができたし、つながり続けることができました。

 

発信手段はブログに限らず、NOTEでもTwitterでもインスタや動画系のツールでもなんでもいいと思います。ただ、つながるハブとしてのSNS(ライフオーガナイザーの場合はFacebookがハブとなっています)での発信と連動させましょう。

 

まだ見ぬクライアントや既存のクライアントと、仲間や知人友人とつながるツールとして、もっと情報発信する機会を増やしましょう。

 

はい、特大ブーメランとして、自分に思いっきり返ってきてるのはわかっています。

 

 

最後に。

 

事故や災害を防ぐことは困難ですが、健康面は多少は自分でコントロール可能です。必ず毎年健康診断はしっかり受けましょう。お金をかけてでも、人間ドックを受けましょう。人間ドックにはガン検診や脳ドックも追加しましょう。

 

おばあちゃんになっても、おじいちゃんになっても、ライフオーガナイザー同士で(もちろんそれ以外の、クライアントや友人たちも含みます)わちゃわちゃし続けられますように。

 

あかりん、ご冥福をお祈りします。