目覚めたのはふらりのテントの中。
ここはナミビアエトーシャ国立公園の中のキャンプサイト。
日中はとても暑いのに、朝はすごく冷えます。
私はパーカーをザックからむさぼってかぶりました。
まだ、月も星も眠る前、
それは、夜でも朝でもなく不思議な時間。
朝一番で、池の近くへ動物が来ていないか見に行きました。
今日はひとしくんとイクエさんが旅猿カラーですね。
うん、どうでもいいことは知っています。
今日の予定は国立公園のパーミッション
ギリギリまでゲームドライブをして
オプオと言う町に移動します。
今日は何が見れるかなー。
朝から!!!
ライオンの交尾って、5秒ぐらいで終わっちゃうんです。本当に。
もう一回見たくて結構長い間、
このライオンのカップルに張り付いていたけど
後にも先にもこの一回だけでした。
すごく貴重なシーンを見れたのかも。
ちなみにライオンより興奮していたのはイクエさんです。
※イクエさんは下ネタ大好きです。
私たちが、どんなふうにサファリを周っていたかというと、
ふらりが「マップスウィズミー」っていう最強の地図アプリで
サファリ内の池、全てにピンを打ち、そこをもれなく見て周るという
チーさんは思いつきもしない完璧なプランで効率良く周っていたのです。
ねえ、ふらりが言ってたけど、マップスウィズミーってアプリ
旅人の間では知らない人おらんらしいやん。
なんでみんな教えてくれなかったの?
チーさんずーーーーっと自力で歩いて来たよ半年。
まあ、ダウンロードしてないんだけどね。
そうやって、池を周っていると、こんなところに辿り着きました。
ゾウさんたちのオアシスです。
めちゃめちゃ感動しました。
エンジンを消してゾウさんたちにうるさくないように。
ゾウさんたちがたてる水の音が心地よく聞こえる。
ケンゾーさんが池に飛び込みそうで気が気じゃありませんでした。
360°地平線で、視界に入る全ての大地が白い場所。
まるで、ウユニ塩湖みたいな場所。行ったことないけど。
なんだあの世界。
ナミビアにも、こんなところがあったんだ。
キリンさんのオアシスもありました。
素敵な写真をいっぱい撮ってくれたケンゾー先生。
常にナビ係をしてくれたイクエさん。
サファリ中ずっと運転してくれたひとしくん。
ありがとうございました。
エトーシャ、来れてよかった。
ケンゾーさんが撮ってくれた私とひとしくん。
かっちょええ写真。お気に入り。
ああ、この人たちに出会って本当によかったなあ。
今日はオプオと言う町で一泊します。
ふらりが目星をつけていてくれたキャンプサイトへ行き、
イクエさんとチーさんがキッチンを借りて夜ごはんの準備を、
ケンゾーさんとひとしくんがテントを張っている時の事。
ここのオーナーが若干曲者でして。
ちょっとねえケチケチした人だったんですよ。
ひとしくんが笑いを交えて値下げ交渉しても
真顔で断るお堅い感じの人でした。笑ってくれてもいいのになあ。
チェックインの時から、イクエさんとひとしくんは感じてたいみたいです。
イクエさんと私が料理してる時。
イクエさんが何の気なしにウィントフックの宿は、
朝食付き、トイレットペーパー完備、フリーwi-fiありだったという話をしたら
(ここは同じ値段でそれらが全部ない。)
なぜかオーナーはイクエさんのいう事を信じなかったんです。
私たちふたりはキョトン。
別にイクエさんは嫌味で言ったわけじゃなくて
本当に、ウィントフックで泊まってた宿の話を
会話の流れから自然に話しただけ。
なのに、ここのオーナーはイクエさんを嘘つき呼ばわり。
実際に数日前にそこの宿に泊まってた私たち。
金額を忘れるわけがないし、嘘をつくメリットもない。
「俺は来週その宿に行く!俺はその宿のスタッフと友達だ!そんなはずない!」
何故かオーナーもヒートアップ。
比例してイクエさんもヒートアップ。
そ、そんな疑う?ってぐらい、疑って、引かないオーナー。
こうなったら女は強いですよ。
「あなたにここにいて欲しくない!」
「私は嘘つきじゃない!!!」
「黙れ!!!!!」
「私ゲストよ!?」
この一言に、オーナーったらまさかの
「君はゲストだ。俺はオーナーだ。」
あんたそれを言っちゃあ、あかんよ。
その瞬間、イクエさんは持ってた包丁を
ドンッ!とまな板に叩きつけて出ていきました。
チーさん→Σ(゚д゚ノ;)ノ!?!?
残されたチーさんとオーナー。
なぜかヘラヘラしているオーナー。
あんたのせいじゃ。
少ししたらイクエさんが戻ってきて
「私たち別の宿に行くから!」と言い残し、
次にケンゾーさんがやって来て
「チーちゃん俺らのテント使ってね」と言い残し…
キッチンの外から
「I don't like Namibia!(怒)」
と言っているのはケンゾーさ
ケンゾーさん!?!?
怒ってたのはケンゾーさんじゃなくてイクエさんのはず……
すぐに相方と同じ温度になれるなんて簡単じゃない。
ふらりはほんとうにすごい。
ふたりはブーーーーン!と車を走らせて出ていきましたとさ。
残されたひとしくんとチーさんはキョトン。
ひとしくんなんて状況が分からないからもっとキョトン。
ブログでは伝わらないけど、あんなにも疑われたら気分良くないわなー。
外国人とか、日本人とか、関係なしに
人の事、疑うのは好かんし、穏やかじゃないねー。
もっと人を信じなきゃ。あのオーナーは、何を思っていたんだろう。
そんなことより、イクエさん包丁持ったまま暴れなくて良かった。
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