北村年子さんを囲む「子どもたちの未来を考える〜身近にある貧困の現状」 | トラベルコンシェルジュ・ハッピーママライフスタイリスト堀部水愛のブログ

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神奈川県西部を拠点に世界中でノマドライフを満喫している水愛のブログです。「ママであっても『好き』を仕事に!」「ママであってもかっこ可愛く稼ぐ!」をコンセプトにしたライフスタイルを提案。

こんにちはおねがい
ママコンシェルジュ水愛ですにこにこ
 
今日は、友人のお誘いでFMよこはまのパーソナリティーもされている北村年子さんの講演会におじゃましてきましたおねがい
 
「子どもたちの未来を考える〜身近にある貧困の現状〜」
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日本における相対的貧困率は全体の16.1%、子どもに限定してみると16.3%。
つまり、子ども6人に1人は相対的に見て貧困であるということです。
母子家庭に限って見ると、母子家庭の54.5%が貧困家庭であります。
 
また、大学生の52.5%が返済義務のある奨学金を使い大学に行き、4年間で約500万もの借金を抱えて大学を卒業している現状です。つまり、社会に出るときにすでに500万もの借金を抱えている状態。。。ショック
そりゃあ、結婚にも躊躇するし、結婚率出産率も低下するよな〜っと思わず納得。
それに比べて、給付型(返済義務がない)奨学金は0.6%
イギリスが約40%、アメリカでも約30%なので、日本の給付型奨学金の給付率がいかに低レベルかがよくわかります。
 
「子どもの教育水準と親の年収は比例する」それが日本の現実です。
子どもたちにとっては非常に生きにくい世の中ですね。。。ガーン
そこに親の期待なんかも乗るわけですから…10代〜30代の若者の死亡原因1位であることも納得できます。
 
北村さんによれば、貧困であっても、どんな困難があっても、子どもの時にしっかりと自尊感を養っておくと、人は生きていくことができるそうです。
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平均以上にお金がある家庭の子どもでも、貧困家庭の子どもでも…
「HOUSEはあるけど、実際はHOMEレス」である子どもが多くいます。
住む箱はあるけど、そこは決して子どもにとって安心できる場所(HOME)ではないという意味です。
 
北村さんがお話の中で、ドラえもんとのびたの話を例にあげていました。
とってもわかりやすいな〜と思ったのですが…。
のびたは0点のテストを常にママに隠しています。
それは…0点だったら怒られるからあせる
つまり、のびた君のママはありのままののびたを受け入れてくれていないんですね。
本来だったら…のびた君は数年後グレている子かもしれません。
でも、どんな時でも味方になってくれる、どんなのびた君も受け入れてくれるドラえもんが常に寄り添ってくれているからのびた君は大丈夫なのです。
あ〜〜〜私ものびた君ママだな〜っと反省^-^;
 
子どもの自尊感情を育てるには?
「『ありがとう』をどれだけその子が言われたかが、その子の自尊感情の成長になり」ます。
ついつい子どもをほめるとき、
「○○できてすごいね〜」
「○○上手にできるね〜」
「本当にいい子だね〜」
「勉強頑張ってるね」
と言ってしまいませんか?私は…常にそうです^-^;
(私自身、このメッセージのみで育てられた気がします(母に言うと「はぁ?」って言われるかもしれませんが…私の中ではその記憶しかありません))
これって全て最初に「あなた(YOU)」がつくんですよね。
もちろん、このYOUメッセージもOKなのですが…これで子どもの自尊感情は育ちません。むしろ、「○○できないとダメな子なんだ…」「私はママに褒めてもらえないからダメなんだ」と逆に自尊感情を低くしてしまう危険性を持っています。
 
では、子どもをほめるときどうするのが良い?
「ありがとう」「嬉しい」など「ママは(I)」を伝えることです。
「生きてくれてありがとう」
「(ママは)嬉しい♡助かったよ」
これって、きっと子どものみでなく、職場の部下やお友達、旦那様へもそう言うと、ちょっと変わるかもしれませんねおねがいラブラブ
 
私は、今回の北村さんのお話の中で、思わず心にささって涙が出そうになった言葉があります。
 
「周りを責めたくなるまで頑張らないこと」
「イライラするまで頑張らないこと」
「子どもや家族を責めるまで頑張らないこと」
 
という言葉です笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き
数年前の私は、孤独な子育て、そして仕事始めた後は仕事と子育ての両立に苦しみ、一人で全てを抱え込み…
その結果、とにかく毎日イライラし、夫を責め立て、熱を出して保育園から呼び出される子どもを責め立て、ペットの猫を責め立て…
気持ちに余裕がまったくなく本当にひどいものでしたショック
常にイライラして、ギャンギャン子どもたちに怒鳴りあげる状態…。
虐待で親が子どもを…というニュースなどを見ながら「あ〜〜〜このママの気持ちわかる!私もいつか同じことをするかも…」と常に感じていました。
(虐待も、子どもを救い出すのはもちろんですが、そのママの生活の立て直しやカウンセリングなどの支援も重要です。。。が。。。まだまだ手が回っていない現状で、実際には事件が起きてからの後手後手なのが現実ですが…)
 
子育て支援、ママ支援、福祉事業などの活動に携わっていると、
「周りを責めるまで頑張って」
「家族を責めるまで頑張って」
「自分を責めるまで頑張って」
「イライラするまで頑張って」
いるママたちはもちろん、人々を支援する活動している人たちに出会います。
もちろん、私もそうなる時が時々あります。
でも、よく考えるとそれって…本末転倒なんですよね^-^;
そんな状態まで頑張っても、自分に余裕がない状態で頑張っても
周りの人を支援し支えることはできません。
シャンパンタワーの法則と同じ。
頂上の「自分」のグラスがいっぱいになって溢れることで、2段目の「家族」のグラスに水が注がれ、「家族」のグラスがいっぱいになって溢れることでその下の「社会」のグラスに水が注がれていく。
それを3段目の「社会」のグラスから注いでも、決して自分や家族は満たされることはできないわけですし、3段目の1つのグラスからしか水が注がれないから、社会全体に行き渡らず活動がうまくいかなくなるわけですぼけー
 
「イライラするまで頑張る活動は休憩」
「周りを責めるまで頑張る活動は休み」
という北村さんのお話を伺って、自分の中で仕事や活動の選択基準がはっきりとしたような気がしますおねがい
 
子どもにとって安心できるHOMEを持つこと。
それが子育て中のママたちにとっては一番にすべきこと。
そして、ママたちがそれをできるように、社会や周囲が寄り添うことが、子どもたちをみんなで守る社会の本当の形なのかもしれませんねおねがい
 
今回、とても有意義なお時間をいただいて、
お話してくださった北村年子さん
主催の小田原市議会議員佐々木さん、鈴木さん
両議員さんたちと一緒に主催してくださった堀さん
声をかけてくれたMちゃんheart*
会場でご一緒だった皆さま
ボーイスカウトの帰宅予定時刻と重なり、一人でお留守番してくれる覚悟を持って「ママ行ってきていいよ」と言ってくれた長男(最終的にはパパが自宅待機してくれたのでお留守番にならずすんだけど)
本当に感謝ですおねがいありがとうございますラブラブ
 
全然別件ですが…今日の新聞で、あまりにもショックだったので…。
アメリカに永住権を持つイラン人の医師が近々イランでの胎児手術の執刀予定だったけど、今回のアメリカの7カ国制限で手術後アメリカへ入国できない可能性があるため、今回の手術を断念せざるを得なくなったことが出ていました。
手術予定だった人たちは希望を奪われてしまった…
救えるはずの胎児の命が救えない…そのママたちの気持ちを思うと非常に悔しいしやりきれないと思います。
まだまだこういうケースが出てくるかもしれませんね。。。
日本含め他の国の医師でフォローできる方いないのかな〜?国会議事堂(晴れ)
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(by. The JAPAN TIMES ON SUNDAY2017.2.12版)