英国菓子作りの難しさとは? | 英国菓子・フランス菓子研究家 牟田彩乃 公式ブログ

英国菓子・フランス菓子研究家 牟田彩乃 公式ブログ

メゾン・プリムローズ株式会社 代表取締役。元ANA国際線CA、菓子研究家、旅の専門家。
2021年に3冊目の新刊「英国菓子 知っておきたい100のこと」発売。ANA国際線CAを経てパリ、中東、ロンドンで暮らす。



「英国菓子って混ぜるだけで簡単!と言われるのですがなかなか上手くいかなくて。。」というお悩みをよく聞きます。

その理由は
「理由が明確でないから」
ではないかと思います。

フランス菓子は一つ一つの工程に明確な理由があり、最高を求めて突き詰めて行くことができるので、日本人には比較的勉強しやすいのではないかと思いますが、

イギリスで、何故そうするのか??
と質問すると、一番多く返ってくるお返事は
「うーん、昔からやってるから」
「面倒だから」

これは日本人が代々家に伝わるおはぎやお雑煮の作り方を聞かれた時の感覚に似ているのかもしれません。

伝統を大切に、無理をせず、家族の為に。それが英国家庭菓子の魅力だと思うのですが、ホテルのシェフに聞いても同じ答えが返ってくることも!(ベストを求めるのではなく、作りやすさを優先することも多い)

「完璧を求めない」のが魅力であるのですが、ひとつひとつ、きちんと、理由を知りたい!
日本人からみると、細かく説明がなくては難しい。。となるのかもしれません。

そのような事をふまえ、
私のレッスンでは、まず
フランス菓子とイギリス菓子では
求めること、方向性が全く異なること。
を理解していただき

その上で「何故そうするのか?」
を分かりやすくお伝えするように
心がけております❦

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2/8の三越カルチャーサロンは
「英国のホテルスコーンを極める」

こちらは増席分も満席となっております。ありがとうございます。
→キャンセル待ちは直接三越カルチャーサロン直通までお電話でお願い致します。
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4月いっぱいまでは百貨店催事が続く為自宅サロンでのレッスンはお休みとなります。
次回は3/6〜新宿伊勢丹英国展に出展します。

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