怒っております。かなり怒っております。
友達の中に『私できなーーーーい♪』『荷物おもたい・・・』と、すぐに言う女の子がいて、その女の子の周りにいつも男の子達が集まっているのを見て、かなり怒っているのは、私の娘です。


その気持ちはよくわかるっ!!


私もその昔は、何でもやっちまう女だったので(今でも大概のことはやってしまいますが・・・)やればやるほど、どんどん仕事や用事が回ってきて、『できなーーーーーい♪』と言っている女の子の方には、ちっとも仕事や用事がいかないばかりか、周りの男性の手厚いサポートを受けている姿に、何度、世の中の理不尽さを嘆いたことか・・・


さて、これは娘に私が学んだことを伝えねばなるまいっ!!


男性にとって誰かの役に立つというのは、とっても重要なポイントのようです。
女性が思うよりも男性は、女性の役に立ちたいと思っているようなのです。
ここは『役に立たせてあげる作戦』が、いいのではないかと母として、カウンセラーとして、はたまた女の先輩としては思うのです。


『ええーーーーーっっ!!あんなバカみたいに、できなーーーーーいとか言うのは嫌だっ・・・』


そう思ったあなたっ!!気持ちはわかりますよ!!
でも、そう思うと言うことは、あなたは自分ができないことを口に出していう事を、バカみたいと思っているということです。


人間ですから、得て不得手があるはずです。完璧にできないことだらけのはずです。例え出来るのだとしても、そこにはすごい努力や頑張りがあったりするものです。
不得意な事も、頑張って努力してやっている分、『できなーーーーい♪』と、簡単に口に出して言う人に対してムカつくのです。
『私はこんなに頑張っているのに、あのバカ女めっ!!』という感じですね。


ところが男性は、『バカ女』とは思わないのですよ。
それどころか、『うしっ!!俺が役に立てるチャンスがきたぞっ!!』とさえ思うのです。
どんなけ、役に立ちたいんだ・・・


何も、なんでもかんでも『できなーーーーーい♪』と言う必要はありません。
簡単にできることは、やってもいいのですが、自分の不得意な分野や、努力や頑張りが必要なことぐらいは、お願いしてみると喜んでやってくれる男性は、結構たくさんいるのです。
役に立たせてあげると男性は、『俺ってすごいじゃん』とか思うわけです。
そして『俺って必要とされてる』と、実感することができるわけです。

まして、普段は何でも一人でやってのけるしっかりものの女性に『荷物持ってくれると助かるな~』などと言われた日にゃ、男性は俄然やる気になるものです。


『幸薄い女』や『病弱な女』に男性が弱いのも、同じことです。
不幸な女の人を幸せにするということや、病弱な女の人を支えることは、男性にとっては、究極のお役立ちポイントなわけで、『必要とされている』『俺がいなきゃだめなんだ』と思うことができるポイントなのです。


わざと幸薄い女になる必要もありませんし、病弱を装う必要もありませんが、男性に『必要とされている』『俺がいなきゃだめなんだ』『役に立っているな』と感じさせてあげることも、女性としては必要かもしれません。
男性の役に立ちたい願望を、満たしてあげるのです。


娘よっ!!お願い上手になろうではないかっ!!
決してバカになるのではないのだよ。
お願い上手になって、役に立たせてあげる作戦なのだよ。



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