こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を 原裕輝 と隔週で担当しています。
みなさんの会社にも、マドンナと呼ばれる女性や、憧れの君と称される男性がいるのではないでしょうか?
その人たちはやはりモテますし、なにかのお誘いを受けたり、告白されたりする機械も多いようです。そして、そんな彼女や彼もやがてだれかと結婚したりするわけですね。
では、マドンナや憧れの君はどんなパートナーを選んでいるのでしょうか?
そして、読者のみなさま! あなたにもそんな素敵なパートナーをもつチャンスはあるのでしょうか?!
‥‥というお話を今日はしてみたいと思います。
さて、マドンナや憧れの君が彼氏・彼女をもったとき、全員が美男美女のカップルになるのかと思うと意外とそうでもないようです。
ときには、「アイドルのようにかわいらしいあの子の彼が、なんであんなゴリラみたいな男なんだ?」とか、「なんであんなカッコいい彼が、あんなに地味な彼女を連れているの?」ということもありますよね。
ちなみに、うちの奥さまも若いころはけっこうかわいくて、彼氏がブタ男の私だったので同じようなことをよく言われました。
奥さまが結婚すると会社で発表したときも、あのブタ男のどこがよいのかと多数の人から聞かれたそうです。
話を戻しますと、マドンナや憧れの君といわれる人たちはモテますから、自然と多くの人と接します。
したがって、カッコいい彼やかわいい彼女とおつきあいした経験もきっとあるでしょう。本人がかわいかったり、カッコよかったりすると、そうした人ともわりと簡単におつきあいしてしまえるようなのです。
しかし、どれだけ美男美女のカップルになったとしても、別れたり、離婚したりすることはあるものです。それは、芸能人に離婚が多いのとよく似ています。
では、そうした彼らがパートナーに求める最終ゴールはなんでしょう?
それは、“居心地のよさ”らしいのです。
ある男性のタレントさんは素晴らしく美しいモデルさんとつきあっていたことがあるそうですが、その彼女に対し「すごく気を使ってしまっていた」と回顧していました。
そして、そんな時期に、バラエティ番組によく出ていた元アイドルの女性と仕事で一緒になったそうです。
番組収録後にみんなで飲みにいく機会があったのですが、その彼女に対しては、気を使わずに話したり、つっこんだり、からかいあったりできて、「すごくラクで、楽しいな」と感じたというんですね。
そして、仕事でいきづまったり、なにかいやなことがあったりしたときに、本来ならばつきあっている彼女と一緒に過ごしたいと思いそうなところ、その元アイドルの女性のことばかり頭に浮かんでくるようになったとか。
で、詳細は省きますが、彼はその元アイドルの彼女と結婚することとなったのです。まさに、居心地がよいという関係の一例といえるのではないでしょうか。
また、少し違う例をお話しすれば、かつての当社のスクールの受講生に、男の私が見てもカッコいいと感じる男の子がいました。
当然ながらモテましたので、かわいい彼女がいる時期もあったのですが、なにか割り切れないというか、なかなかおつきあいがつづかずにいました。
じつは彼の実家は地方の田舎町にあり、彼は跡とり息子でした。
そのため、結婚をするなら、田舎のお嫁さん業務をちゃんとこなし、両親ともなかよくできるような彼女であってほしいと思っていたんですね。
容姿がどうこうということよりも、田舎暮らしや親との暮らしを楽しんで暮らしてくれるような人がいわば彼にとっての理想の女性だったわけです。
読者のみなさんの中にも、マドンナや憧れの君ともしもおつきあいできるとなったら、ついつい背伸びしてしまう人は多いのではないでしょうか。
しかし、そんな無理をするよりも、おたがいに居心地がよい関係をつくることが一番大切なのですね。
下から見上げるような関係でもなく、無理して合わせるような関係でもなく、対等な関係がつくれたとしたら、居心地のよさの達人への第一歩を踏み出したといえるかもしれません。
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