こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を 原裕輝 と隔週で担当しています。
最近、増えているのが、男性よりも男性らしく、女性だけれども嗜好がまるでおじさんと同じ“おっさん女子”と呼ばれる人々です。
地域分布で見てみると、関西方面にこのおっさん女子は多く生息しているようです。
おっさん女子といわれるぐらいですから、おじさんたちとは気が合って、その界隈では人気者です。
一方、妙齢の女性なのに、妙齢の殿方とははかなか話が合わなかったりするのがおっさん女子の特徴です。
では、女性がなぜ、おっさん化するのでしょうか?
このおっさん女子のみなさんを心理分析すると、多くはたいへんな恥ずかしがり屋で、とくに自分の中の女性を意識したり、女性らしくしたりすることが恥ずかしくて仕方がないようなのであります。
心理学に「恥ずかしがり屋の人ほど恥知らずの言動をする」ということわざがあるのですが、恥ずかしがり屋のおっさん女子は女らしさと真逆のふるまいをしてしまったりするわけです。
そもそも自分の女性らしさに自信をもっていないうえに、女らしくふるまうことは自分らしくないとか、ガラじゃないとか思うんですね。
このタイプのみなさんは実は情が濃く、自分を選んでくれる殿方がいたならば、献身的に尽くすことが多いのです。が、それをわかりやすく表現することはありません。これまた恥ずかしいからです。
しかしながら、このタイプのみなさんも結婚のことなどを考えるといつまでも恥ずかしがっておっさんのようにふるまっているわけにもいかず、当社に相談にみえたりするわけです。
「どうしたら、こんな私にも女らしさが手に入れられますか?」、と。
ここで、おっさん女子がよくする大きな誤解があるのであります。
「ぶりっ子のようにしなければ、女らしさは手に入らない」と思っているのです。
そんなことはありませんよね。では、男性陣が求める女らしさとはどういうものなのでしょうか?
その土台になっているのは、どうやら“おかあさんのやさしさ”であるようです。
たまに実家に帰って、おかあさんがごはんを作ってくれたり、洗濯してくれたりする中に女らしさを感じるようなのであります。
それは、ぶりっ子になることでもないし、最近話題の港区女子になることでもなくて、なにかくつろげるような、安心できるような、心地よい感情に包まれることが男性の求める女らしさといえそうです。
それともう一つ、男性よりも男性らしくなってしまうことがよくあるおっさん女子のみなさんに、私はよくこんなアドバイスをします。
「そのままのあなたが女らしいと感じてもらう方法もありますよ。それは、男性が自分の男らしさを感じられるようにしてあげることです」
男性が女性に女らしさを感じているとき、その彼は自分自身の男らしさを感じていることが多いのです。
そして、男性が自分の男らしさを感じるのは、自分が女性の喜びになっている、女性の役に立っているといったことを実感しているときであることが多いようです。
女性のみなさんは、男性に「あなたのおかげで楽しい」とか「頼りになってる」といったメッセージを送る必要があるということですね。
そして、そのときは、“さ行のほめ言葉”が役に立つといわれています。
さ行のほめ言葉?
そうです。
さ 「さすがー!」
し 「信頼できる!」
す 「素敵!」
せ 「センスいい!」
そ 「そうだよね、ほんとうに!」
こんな言葉で肯定してあげることで、男子を図に乗らせることができるのです。
根っからのおっさん女子は、この言葉を口にすることでアレルギーを発症するかもしれません。
なんとかそれを乗り越えて、男性陣に男らしさを感じさせてあげてください。すると、あなたの中の女らしさを彼に感じてもらえるようですよ。
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