やなぎあこカウンセラー、吉村ひろえカウンセラーと3人で金曜日に執筆しております、「大人の恋愛術」。今週は私、沼田みえ子の担当です。
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます!!
今回は夫婦再構築について、がテーマです。
「離婚」を言い渡されたあの日
ある日、大喧嘩した時に夫が言い放ったんです。
「もう限界だ!もう離婚だ!」
そう言い放ってから部屋に閉じ籠り、翌日から目も合わせてくれず、会話もありません。
私は何が何だかパニックで、でも夫と離婚したくありません。
好きという気持ちももちろんありますし、離婚したら経済的に困るから。子供も小学5年の子供が一人いるし。パパ無しの子供にしたくない。
離婚だって言われて、私って結構ひどいこと夫に言っていたと自覚していたのに、やめていなかったことに気づきました。
どこの夫婦でも、結婚したら喧嘩は当たり前。
いつまでもラブラブなんて、現実的じゃないし。
だから言いたいことは、ガンガンぶつけなきゃって思っていたんです。
でも実際に、「離婚」って言葉を言われた時に、狼狽えた自分がいて驚きました。
夫が、私の人生にいないと困るんだって気づいたからです。
どうしたら私たち、もう一度やり直せますか?
「離婚だ!」の言葉の裏にあるもの
男性が「離婚だ!」という時、大きく分けて2種類のパターンがあります。
1つは本当に離婚を決心しているパターン。
本心からの場合、実際に離婚届を突きつけてきたり、別居を強行するなど、間をおかずに行動に移すケースが多いです。
もう1つが、妻をコントロールするために「離婚」というワードを持ち出すパターンです。
コントロールというと聞こえは悪いかもしれませんが、
「もう責められてばかりで、うんざりする。もう頼むから責めないでほしい」
「僕だって頑張っているんだ。僕の頑張りも認めてほしい」
などと、「僕の気持ちをわかってほしい」時に離婚というワードを出してくるのです。
今回はこの後者の、
「すぐに離婚したい訳じゃないけれど、このまま妻の態度が変わらないのなら離婚もやむなし、と思っている夫」
パターンの時の対処法をお伝えして行こうと思います。
実はこのケース、結構少なくありません。対処を間違わなければ、再構築は十分可能です。
期待値が上がると、不満を感じる心理
私たちはパートナーシップを作る際に、初期の頃は相手を全面肯定します。
彼って本当に優しい!
私が行きたいところ、全部いいよいいよ、と言って連れて行ってくれる!
私の話を「うんうん」と聞いてくれる!
私、幸せー!
こんな感じに。
ところが2人の関係性が長くなればなるほど、「彼氏なら、こうしてくれて当たり前」「夫たるもの、こうしてくれて当たり前」という
彼氏なら、夫なら期待値
が上がるわけです。
期待値が上がれば、その分「がっかり感」も大きくなります。
そして、初期の頃には良いと感じていた点が、なぜか不満に変わってくる、という謎(?)の現象が起こってきます。
彼って本当に優しい!
私が行きたいところ、全部いいよいいよ、と言って連れて行ってくれる!
→ 私がいつも外出プランを考えなきゃいけないじゃん!優しい、というより主体性がただないってことなんじゃない?男なら、もっとリーダーシップとってよ!
私の話を「うんうん」と聞いてくれる!
→ 話を聞くばっかりで、自分の考えを全然話してくれない。これじゃあ夫が一体何考えているのかわからない。何も考えていないだけなんじゃない?
そして不満がたまっていき、文句が増え、喧嘩が増えてきます。
結婚生活が長くなると、相手に不満を感じやすくなり、相手を責め立てたりダメ出ししてしまうことが増えてくるのはこのためなのですね。
世の中の結婚生活の現実
夫婦問題のカウンセリングをしていると、妻が不満を持ち、その不満をぶつけても夫が何も言い返してこない状況が続き、まさかそこまで夫が不満をぶつける妻に対して怒りを感じていることに気づかない女性が多いことを実感します。
ちょっと古い統計なのですが、2016年に放送されたNHKのクローズアップ現代という番組で紹介された、既婚男女2800人にアンケートをとった結果のデータがあります。
それによると、「妻が怖い」と答えた既婚男性は48.2%もいるそうです。
「人格を否定するような暴言を吐かれる」
「鬼の形相で責められる」
「結婚した時と同一人物とは思えない」
というような声が上がっていました。
私も経験があるからよくわかるのですが、私たち女性はどうしても結婚すると、
「私ばかりに家事負担が多い」
「子育てを押し付けられている」
「私ばっかりが大変!ずるいよ!」
と、夫に対して怒りを感じやすくなります。
そして夫婦なんだから、「これくらい言っても平気だよね」と思いがちで、ついついきつい言葉で責め立ててしまうことが多くなります。
その結果、「離婚を突きつけられた」など夫婦関係に危機が訪れて、初めて「今までひどい言い方をしてきたのかも?」と気付かされるのですね。
もう一度やり直すために大切なこと
男女ともに言えることですが、私たちは結婚生活を通して
「私の気持ちをわかってほしい」
「私の頑張りを認めてほしい」
「いつもありがとうって言ってほしい」
という気持ちを相手に対して持つものです。
それはあなたもそうでしょうし、あなたのパートナーである夫も持っているのですね。
夫婦関係をもう一度やり直すときに、上記3つについて考えることはとても大切なことです。
そして同時にあなた自身の気持ちにも気づくことがとても大切。
あなたが頑張ってきたことは、一体なんでしょうか?
上記2つを言葉化して、
「あぁ、私はこんな気持ちをわかって欲しかったんだなぁ」
「あぁ、私、本当によく頑張ってきたよなぁ」
と自分に寄り添ってあげることを是非してみてください。
自分の心が満たされていない時に、相手のために何かをしようとすると、どうしても犠牲をしちゃうものなんですよ。
犠牲をすると、「なんで私ばっかりやらなきゃいけないのよ!」と怒りを感じやすくなっちゃうのです。
そうすると、また振り出しに戻って相手に不満を感じてしまう状況に陥ります。
だからこそ、自分自身に寄り添うことってとても大事なのですね。
本当は夫に寄り添ってもらいたい、と思うところでしょうが、夫婦関係の再構築の初期の段階ではなかなかそうもいかないでしょうから、まずは自分自身で寄り添うことに挑戦してみてください。
自分じゃなくて、誰かに寄り添ってほしい、誰かにあなたの頑張りを認めてほしい時は、是非カウンセリングも検討してみてくださいね。
全力でサポートさせて頂きますから。まだ諦めるには早いですからね。
この記事が、あなたの結婚生活の参考になりますように。
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