カウンセリングサービス清水三季央(しみずみきお)です。今回は子育てとパートナーシップをテーマにしてみました。

 

  俺と子供どっちが大事なんだ!!

子育てとパートナーシップ、どちらも大切ですが、前回お伝えした私と仕事どっちが大事なの?と少し似た、俺と子供どっちが大事なんだ!と男性側が怒り出す問題もパートナーシップのご相談に登場します。


子供だよ!と即答な女性もいらっしゃるかもしれませんが、夫婦にとっての子供なのに、女性側も子育ての大変さを男性側にわかってもらいたいのに、怒られるとより辛いです。

今回はこのような状況についてお伝えしたいと思います。独身の方や、お子さんがいらっしゃらない方にもヒントにしていただける内容です。


 

  なぜ子育てばかりに?

女性の側が子育てに過度に集中しすぎてしまう心理的背景は多くありますが、その中のいくつかを挙げてみたいと思います。

1女性側の責任感
はじめての子育てであったり、周囲からのサポートも少ない、責任感が強い、完璧を求めすぎてしまうなど、女性が責任を1人で背負い込んで一生懸命になりすぎてしまっている場合があります。

2男性側からのサポート不足
1に加えて、男性側が女性側へのサポートがなく、さらに子育てや家事を任せきりなため、女性側は孤独を感じたり、出産や子育てへの不安や心配を1人で抱え込むようになり、子供とのかかわりへ(意識的、無意識的に)救いを求めてしまっている場合。

3女性側の幼少期の体験
女性側が幼少期に親にあまり甘えられなかった、かまってもらえなかったので、自分は子供に同じような思いはさせたくないと感じている場合もあります。

その他にもありますが、男性側の影響があって女性が子育てに過度に集中せざるを得ないことを男性が理解できてパートナーシップや子育てのあり方を改善できると理想的です。独身やお子さんがいらっしゃらない方は、親が自分を育ててくれたときにこのような背景があったのかなと考えられると親やご自身への理解につながると思います。


 

  なぜ子供と比べるの?

父親なのに、自分の(2人の)子供でもあるのに、俺と子供と、となぜ比べて怒るのか?それは男性側が女性に甘えてしまって子供目線になっていることが考えられます。なぜ甘えるのか?その背景も多くありますが、いくつか挙げてみたいと思います。

1パートナーシップの関係性によって男性が日常的に女性側を母親のようにみてしまっている。

2通常は男性が自立しているけれど、仕事から帰宅直後、疲れている、体調が悪い、空腹、などのとき、一時的に甘えの心理があらわれている。

3男性側が幼少期に親にあまり甘えられなかったので、子供が女性側(母親)に甘えている様子にふれることで影響を受けて、甘えの心理があらわれている。

他にもありますが、自分の子供を育ててもらって、自分もともに育てる立場でありながら、怒るという合理性のなさは甘えがあるからということですね。独身やお子さんがいらっしゃらない方は、親が怒っていたことがあったとしたら、このような背景があったのかなと想像できると親やご自身への理解にもつながると思います。


 

  子供にとって何が幸せ?

親が子供を大事にする理由は、親が子供の幸せを願っているからです。では子供にとって幸せは何か?というと、多くありますが、その1つには、幸せな両親のもとで育つことが挙げられます。子育てのことで両親がケンカしてばかりだとしたら、子供の側は、私が僕が悪いのかなと感じてしまうかもしれません。(本当は悪くないのに)

親として、仕事、子育て、家事をがんばりすぎるのはパートナーや子供(家族)のためなのに、皆が幸せではないとしたらとても悲しいことですよね。という意味で、自分自身もパートナーシップも子供(家族)もバランスよく大切にして、幸せな両親による愛情で子育てができるよう、改めて今後の目標として意識してみてはいかがでしょうか。

(独身やお子さんがいらっしゃらない方も含めて)ご自身の親が常に子育てや仕事や家事を完ぺきにバランスよく上手にやっていたかというとイエスという方は少ないでしょう。うまくいかないながらガマンしたり、怒ったり悲しんだりしながら模索して人は生きているところがあるものです。そう考えると親にも自分にも子供にもパートナーにも理解が深まり少しでもやさしい気持ちをもちやすくなると思います。ヒントにしてください。

 

  おわりに

おわりまでお読みいただき、ありがとうございました。カウンセリングでは、パートナーシップや仕事、子育てなどのバランスを整えるためのアドバイスやセラピーを提供しています。ご興味がある方はぜひ利用してみてくださいね。

 

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