訳ありの新しい家族が増えました~③思いを伝えたくて・・・ | ♪うさぎ♪Family♪〜Season2〜

♪うさぎ♪Family♪〜Season2〜

2014年10月より、うさぎFamilyはSeason2に変わります。
うさぎとカメの暮らしと、お月さま在住の10うさ達との思い出を紹介していきます☆

保護出来なかった日の翌日(明け方)は大雨、雷、洪水警報が出て

非常に激しい雨(70mm/h)の予測をお知らせします・・と・・

その後もずっと雨が続き、夜になってようやく警報が解除されました。

そのまた翌日の夜も大雨、雷、洪水警報

恐ろしい雨が降っていて、明け方ようやく落ち着いた感じです。

こんな天気が続き、あの子は大丈夫なんだろうか・・

水位も上がってる・・どこに隠れているんだろうか・・

雨じゃ何も食べていないのではないか・・

そんな心配ばかり。

毎日帰りに寄って様子を伺うようにしていたのですが

こうも大雨続きじゃ行くこともできない・・

会えないと余計に不安になる。

そしてだんだん、日が沈む時間も早くなり、

薄暗い時間に通えたのが、日が落ちて真っ暗になっていった。

私が行くと、あの子は野草を食べてることもあった。

ギリギリまで食べて、私が近づくと走って行ってしまう。

香りのあるものならどうかと思って、色んな野菜や果物を持参した。

時に見守り隊に邪魔をされることもあった。

遠くから大声で私を呼ぶ「そこで何をしてるの?」と・・

用があるなら近づいてくればいいのに、ものすごい遠くから呼ぶ。

明らかに見守り隊だから、一応私も低姿勢で接してみる。

元餌やり(自称)おばさんなんて、橋の上から呼んできた。

「その子は野菜なんて食べないのよ。私も最初は可哀相だと思って

毎日(毎日来てないくせに)野菜を持っておいておいたんだけど

全然食べてくれないからもうあげるのやめたの。

その子は草食べてるから大丈夫よ!そのうち冬になって草がなくなったら

また野菜をもってきてあげようってみんなで言ってるの。」

そう言ってきた。

心配なら降りてきてうさぎに変わったことがないか見に来いよ!

そう思った。

でもそのおばさんは降りてくることもなくすぐに帰った。

しょせんはそんなもんなんだろう。

ある時は自称専門家の仲間のおばあさんが遠くから叫んで

「そこで何をやってるの?」←この仲間は必ずこう言う。

私は野菜を見せて「野菜を持ってきた」と答えた。

「野菜食べないんだよ!逃げてるじゃない。

何やってるのよ、可哀相でしょ?やめなさいよ」

私が「心配で野菜持ってきただけですから」というと

とたんに都合悪く聞こえないフリ。

何度言っても「聞こえないー」って言う。

くそばばー!(言葉が悪くてすみません)聞こえてるくせに。

そして

「その子は捕まえられないよ、私達にはなついてるからよってくるけど

あんたみたいに捕まえようとしてる人には絶対に寄ってこないんだから!」

そう言ってきた。

「別に捕まえにきたわけじゃないし。ていうか野菜持ってきただけですが?」

一応やわらかく答えたらまた聞こえないフリですよ。

怒りを抑え、ずっとしゃがんてうさぎの様子を見てました。

そんな私が帰るまで暇人ばあさんは私を見張っていました。

あきらかに、あの自称専門家が仲間に言いふらし、

私を見張るように言っていたんだと思いました。

明るい時間は暇なジジババがうろうろするので、

休日は日が暮れてから行くようにしました。

大きな荷物などは持たず、野菜だけを持って。

仕事帰りの時は、すみっこに荷物を置き、

「野菜だけしかもってないよ!」

そんな姿で捕獲が目的ではない、私は安全な人間だ・・と

そう思ってほしいから、出来る限り、あの子の元へ通いました。

真っ暗なあの場所は本当に怖い。

たまに犬の散歩やマラソンしてる人がいますが、

ライトを持ってない人が多くビビリます。

私はウォーキング風な感じで行ってましたが、

はたからみたら怪しい人?って思われたかもしれません。

行っても会えない日もありました。

隠れがと思われる場所も、暗いと全く見えません。

うさぎさんには会えば話しかけました。

少しずつ、少しずつ、私は危険じゃない、悪い人間じゃないからね!と・・

10月になっても雨や地震もあって、色んな人が来て

色んな動物も来て・・こんな場所で暮らしてる
この子にとっては

毎日が恐怖との戦いなんだろうな・・

1日も早く助けたい、でも焦ってはいけない、焦ったら失敗する。

とにかく根気よく通う日々が続きました。

10月後半になり、私とうさぎの距離が少しずつ近づけるようになりましたが

さすがに野菜は食べてもらえませんでした・・

きっとこの子は野菜を知らないのかもしれない、

そう思って諦めずに根気よく・・

うさぎ


でもやっぱり、自分は無力だ、私ひとりじゃどうにもできない・・

団体様に相談はしていても、やはりあちらだって色々事情がある。

すぐに誰かが手伝ってくれるわけじゃない。

保護したいからと思っても、人任せには出来ないのはわかってる。

でもやっぱり、不安でいっぱいになり、アドバイスが欲しいと思ってしまう。

あちらもお忙しいからすぐに連絡がくるわけでもなく、

毎日毎日、無力な自分に落ち込んでいく。

来夢のお骨にも、毎日お願いした。

来夢、力を貸して!お願いだからあの子を助けて・・

そんな毎日が続き、私の頭の中はもういっぱいいっぱいでした・・

寒くなる前に助けたい・・助けたいのに・・

思いが伝わらないのが辛い・・

うさぎ



④事件が起きた・・に続く



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