イタリアの女性泌尿器科医の研究で、50歳以下の女性に、ヒールの高さが2〜7cmの靴を履いてもらうと、尿漏れのある、なしにかかわらず、骨盤底筋の活動度が安静時の約10倍もたかもあることがわかりました。
前傾になりがちな体を支えるために骨盤底筋が自然に収縮するためと考えられています。
2〜5cmのヒールでも効果があるというのだから嬉しいですね。
最近は尿漏れだけでなく、
子宮、膣、膀胱、直腸などが下がり、体外へ脱出してしまう症状を総称して「骨盤臓器脱」と呼ばれる症状を抱える方も増えているようです。
以前は経産婦で年配の方に多かった骨盤臓器脱ですが、
子宮摘出後の方や、40代でもみられるようになりました。
昔程、下腹部に力を入れて生活する習慣が無くなったことも影響しているかと思われます。
また、ハイヒールを履くことで鍛えられる筋肉は、
腸腰筋群、内転筋群、菱形筋群、広背筋、大臀筋、中臀筋、下腿三頭筋です。
体の表も裏も、中心部分の大きな筋肉が鍛えられるということです。
筋肉は使わないとすぐに衰えますが、
65才を過ぎると3～4か月ごとに筋肉量が1％低下するというデータがあります。
年齢が上がる程、ヒールの存在を忘れずに…
女性であることも。
ヒールの良い点ばかり書きましたが、足に合わないものや、姿勢が悪いまま履いていると逆効果の場合も懸念されます。
また足の反射区から考えると、妊娠中、生理中はあまり高いヒールの靴は避けたほうがよいと思います。
台湾式あしもみ Riette（リエット）
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