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「もう一つお話があります。」
おジョーのノートが学年で選ばれたという嬉しい報告の後、先生が続けました。
何でしょう?
「実はおジョーさん、ご家族のことをお友達に話しているんです。」
は?えっと何のことでしょう?
「ご家族のご事情です。弟さんのことを話されていて。」
あ!養子だということですか?
「そうです!」
あははははは〜!喋っているんですね!あはは🤣
小学生の時もよく話していたので、
お友達は初めて聞くことでわからないから
あまりペラペラ話すのも控えた方がいいよ、
と言ったことあるんですけど、相変わらず喋っているんですねー!あはは🤣🤣
「あぁ、やはりご存知なかったんですね。
保護者の方が困ってしまうのではないかと思い、
ご報告しました。」
そうですよね。
保護者の方々も初めて聞いて困ってしまいますよね。
「いえ、保護者とはおジョーさんのお母様のことです。」
ん? アタシのこと??
どうやら先生は入学前に希望者だけ行った面談時にハハが話した「養子について」の事情を過剰に捉えているようでした。
ハハが伝えたかったのは、おジョーはすでに事情をよく知っているし全然悲観していないけれど、もしクラスの中で養子という事実がおジョーを不利にするような事が発生したら先生のサポートをお願いしたい、とら伝えたつもりなんです。
なので、こんな風に先生にお伝えしました。
我が家は養子であることを、そういう家族であると普通に伝えています。ポジティブに伝えているので、恐らくおジョーは何の迷いもなく「実はうちは養子なんだよ。」と言っているのではないかと思います。
実は私も色んな人に言うんですよ。
「えぇー!そうなんですね!お母様も言うんですか。
確かにおジョーさんはとても楽しそうに、そして普通にお友達に話していました。」
はい、私も必要な時は「実はうちは養子よ」と言っているので、おジョーはそれを見て育ってますのでポジティブに捉えているのかと思います。
「おっしゃる通りおジョーさんは何にでもとてもポジティブです!」
ハハは笑いながら先生とそんな会話をして電話を終えました。
おジョーが帰宅後、早速聞いてみました。
ねぇ、先生からお電話があったんだけど、
おジョーはお友達に養子のこと言っているんだって?
何のことかだかわからない様子のおジョーは少し首を傾げて考えてから話し出しました。
「あぁぁぁ!あの時のことかな⁈
先生、あの時近くにいたかなー?
美術館へ行った話を友達としてた時にiPadに入っているその時の写真も見せてあげたの。
ちゃんと行ったという証拠写真だよ(笑)
一緒に写っているおボンを見て友達が『うわー!弟、おジョーに激似ー!凄い似てるんだねー!』って言うんだよ。
だから『そう?ありがとう。でもね、実は弟とは血が繋がってないんだよ。うちは弟も私も養子なの!』って話したの。」
なるほど。
そりゃ、自然な流れだね。
でもハハならありがとう、で終わってたかもしれないけど、おジョーはハハよりさらにウワテだよ。
サラッとしすぎ😅
それで、お友達の反応はどうだった?
「ええ?どうだったかな?
確か『知らなかったー』って言ってたかな。
初めて聞いたみたいでびっくりしてたけど、
そんなもんだよ。そのあとは別に何もないよ。」
そう。あぁ😓😓😓
聞かされた友達のその後の反応が気になる点もハハの負けだ。
ハハは養子縁組をポジティブに捉えているつもりだけれど、
それでもまだ周囲の反応を気にしてしまうんだな。
おジョーはもっとサラッとしてた。
そして「ポジティブ」ではなく「普通」なのもおジョーの方がウワテだった。
そうだよね、ポジティブに思うのではなく「フツウ」でいいんだよね。
この話をバァバにしたら、
「おジョーらしい!!」と大笑いしていました。
きっとお友達のお家では話題になったかもしれないね。
何かあったらその時に対応すればいいさー。
体系も顔も性格も似ていないおジョーとおボン。
似てないけど似てるのかな。
(^_^)
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