三重県 注文住宅[大台町N様邸] | LAPIAS DESIGNのブログ

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こんにちは。

久々の更新です

5月GW中に四日市市にてN様邸の地鎮祭、GW明けには大台町にてN様邸の地鎮祭が予定されています。


イニシャルでお客様の事をブログに書くとなぜか「N様」が多い
何人かのN様が混在しているので読むときに注意して下さいね


今日は大台町N様邸のプランについてお話しします。
まず、奥様は地元では有名なお店にお勤めで、仕事柄料理がとても好きなようです。
そのため、プランより先にキッチンの形を決めに名古屋まで決めに行きました。

キッチンが決まればヒアリング。

って言うよりも雑談ばっかりしていました


ご夫婦が共働きのため、室内に物干しスペースがほしいとのことでした。
よくあるのは、南側の部屋の窓前に天井から吊下げる物干し金物ですが、せっかく新築してお友達も呼びたいでしょうし、おこ様が大きくなり友達を連れてきたときなどは、ちょっと嫌ですよねということで、専用の部屋を設けることにしました。しかし、限られた予算の中で専用のスペースはもったいない、多用途で使える部屋にする必要があり、考えているとひらめきました。よくよく考えると、

『入浴時に洋服を脱ぎそのまま洗濯機に入れる必要がない』
+
『室内干し部屋まで洗濯した濡れた服を持っていくのは重たい』
=ランドリールームにすれば良い


簡単なことでした。
頭が固くなっていたようです
学生のころの建築士の製図の試験問題なんて3分もあればプランニングができていたのに
この業界にずっといると固定概念が知らない間にしみついてしまっているようで・・・。
固定概念って怖いですよね

ランドリールームとは
欧米では大小様々ですが、ほとんどの家に備わっている、洗濯やアイロンがけなどの家事を行う部屋です。

そうすると、洗面脱衣室で服を脱いで、カゴへ一時保管。その後、乾いている軽い状態の服をランドリールームへ持って行き、洗濯機へ投入ピッ

後は止まるのを待ってそのまま室内干しの時は、その部屋の天井に吊下げた竿に掛けるだけ
休みの天気の良い日は、近くの窓から庭へGo→

洗面室から庭へ行くよりも近くなって便利

乾いたら1階の設けている大型のクローゼットへ

4.5畳もある大型のクローゼットのお陰でほとんどの服を一か所に収納でき家事がラク

その結果、2畳の洗面室には以前は90㎝程度の洗面台しかおけなかったのが、1.6mの大型の洗面台を置けるだけのスペースがうまれました。
こうなると提案したい病が誘発されてしまい。造作の洗面台を提案してしまいました
1.6以上あれば、そこに椅子を置いて化粧だってできてしまう
もーダイニングテーブルでしなくて済みます

そうなるとN様もそこへかぶせるように
「洗面台の鏡下に化粧品などを入れる場所が欲しい

ん~予算が・・・

でも、夢が膨らむ提案っていいですよね


雑談ばかりしたことでN様のことがよ~くわかりました。
後は、土地へ行きN様の事を想像(妄想)
私の頭の中では、既に完成して勝手にお邪魔して、ソファーに座らせてもらってました。


ヒアリングって簡単なようで、すごく奥が深い作業なんです。
「何畳の部屋が欲しいですか?」
「キッチンは対面式ですか?」
それではパズルです。
パズルは答えは一つです。

それでは、お客様の想像を超えることはありません。なぜならお客様は既にプランを見せる前から答えを知っているからだってパズルですから。
パズルを買うとパッケージに完成した絵が載っているじゃないですか。
だからお客様も想像ができてしまうんです。

どれだけお客様と意思疎通ができるかによって、お客様の想像を超えるプランができると思います。