三重県 注文住宅[断熱と遮熱] | LAPIAS DESIGNのブログ

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遮熱シートの重要性を再確認。

最近は、「高気密・高断熱住宅」などといった住宅会社やそういった仕様で建てた住宅を見かけます。しかし、これだけでは十分ではないのです。
「断熱」はよく耳にすると思いますが、「遮熱」ってあまり耳にしないと思います。
この「断熱」と「遮熱」の違いは分かりますか?

この2つは、同じようで実は全く違う働きをしている関係にあります。

まず、建物の室内温度に影響を及ぼす熱移動についてですが、3つの種類に分類されます。

「対流熱」
熱を蓄えた気体や液体が移動することで、熱を他の物質に伝える働きをします。
例)エアコンの風、お風呂のお湯など

「伝導熱」
物質の中を熱が伝わる働きをします。
例)フライパンで食材を焼いたり痛めたりなど

「輻射熱」
熱が電磁波の形で物体から物体へ直接伝わる働きをします。
例)たき火や暖炉など

「対流熱」と「伝導熱」に効果を発揮するのが「断熱」です。
「輻射熱」に効果を発揮するのが「遮熱」になります。

では、この3つの伝わりの割合はどうでしょうか?

実は、「輻射熱」が最も熱を伝えている原因だったのです。

では、建物の方向別に考えてみましょう。




図が示すように、どの方向でも平均75%の割合で輻射熱が建物全体の割合を占めています。つまり、「高断熱」を極めたとしてもそれは建物全体の割合で言えば25%に過ぎないのです。残りの75%をどうにかしないと快適な住空間にはならないと言えます。

輻射熱に対する効果的な手段は、熱を反射することです。